テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、男子シングルス準決勝で第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)とのスイス対決をストレートで制して大会6年ぶりの決勝進出を果たした第2シードの
R・フェデラー(スイス)が、試合後のインタビューで女子シングルスで世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)について話した。
>>全米オープン対戦表<<フェデラーは、準決勝で今年の全仏覇者であるワウリンカをサーブ・アンド・ボレーや逆をつくショットなどで圧倒し、1時間32分で勝利を手にするという四大大会の準決勝とは思えない試合を展開。フェデラーはここまでの試合で1セットも落とさずに決勝まで勝ち進んできている。
WOWOWの中継で、試合後にフェデラーは同日に行われた女子シングルス準決勝で敗れたセリーナについて語った。
「そのポジションに立っているからこそ、得られるプレッシャーがあるんだ。」と、元世界ランク1位のフェデラー。
女王セリーナはこの日、準決勝でノーシードの
R・ビンチ(イタリア)と対戦し、フルセットの末に敗れていた。今大会には27年ぶり史上4人目となる年間グランドスラム達成の快挙と大会4連覇がかかっていたセリーナは、地元アメリカの地で行われるこの大会で周囲からの大きな期待もあり、相当のプレッシャーがかかっていたと考えられる。
そのことについて「そういうポジションにいられることは良いことだ。良いプレッシャーじゃないかな。彼女(セリーナ)はこれまで素晴らしいキャリアを送っていて、今日は彼女の日ではなかったということ。」
最後に「でも、テニスが出来る素晴らしさ、本当に良いよね。」と、自身と少し重なった部分があったのか、前向きなコメントを述べていた。
フェデラーは決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。両者は通算42度目の対戦で、対戦成績はフェデラーから21勝20敗となっている。
男子シングルスの決勝戦は大会最終日の現地13日(日本時間14日)に行われる。
(引用元WOWOW)
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