テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)とのスイス勢対決を6-4, 6-3, 6-1のストレートで制し、第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が待つ決勝へ駒を進めた。
>>全米オープン対戦表<<準決勝、フェデラーはベースラインからの強打に加え、サーブ・アンド・ボレーや逆をつくショットでワウリンカを翻弄。最後はフェデラーがサービスエースを決めてゲームセットとなった。
決勝で対戦するジョコビッチとは今回が通算42度目の顔合わせ。過去はフェデラーが21勝20敗と勝ち越している。両者は今年のウィンブルドン決勝でも対戦しており、その時はジョコビッチが優勝を飾った。
今大会の準決勝でジョコビッチは第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)に完勝し、2年ぶり6度目の決勝進出を果たしている。
元世界ランク1位のフェデラーがグランドスラムで最後に優勝したのは2012年のウィンブルドンで、今大会では約3年ぶりの四大大会優勝を狙う。
今大会前哨戦のシンシナティ・マスターズでは圧倒的な強さを見せて今季5勝目、キャリア通算87度目の優勝を飾った。
全米オープンでは2004-2008年に5連覇しており、今年は7年ぶり6度目のタイトル獲得を目論む。もしフェデラーが優勝すると、オープン化以降最多の全米6度目の優勝者となる。
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