男子テニスツアーのAEGON選手権(イギリス/ロンドン、芝)は18日、シングルス2回戦が行われ、昨年覇者で第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が世界ランク48位の
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に4-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗れる波乱に見舞われ、ベスト8進出を前に姿を消した。
今大会の上位シード勢が早期敗退を喫しており、今年の全仏覇者で第2シード
S・ワウリンカ(スイス)が2回戦敗退、第5シードの
R・ナダル(スペイン)が初戦敗退と波乱が続いており、今回第6シードのディミトロフも波乱に巻き込まれることとなった。
両者は今回が3度目の対戦となり、ディミトロフとミュラーの対戦成績は1勝2敗で負け越した。
この試合、ディミトロフは15本のサービスエースに対し、19本のエースをミュラーに決められた。
さらに、ディミトロフには3度のブレークポイントが来ていたが活かせず、第1セットで1度のブレークされて先行を許してしまう。続く第2セットではタイブレークをものに出来ずストレートで敗れた。
世界ランク11位のディミトロフは、昨年同大会で
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、ワウリンカ、決勝で
F・ロペス(スペイン)を下して大会初の優勝を飾っており、その後行われたウィンブルドンでは
A・マレー(英国)を撃破してグランドスラム初のベスト4進出を果たしていた。
今回は大会2連覇を狙っていたが、ミュラーにストレートで敗れて早期敗退を喫した。
一方、ディミトロフに勝利した世界ランク48位のミュラーは、2005年のウィンブルドン2回戦でナダルを撃破。その年の全米オープンでは、元世界ランク1位の
A・ロディック(アメリカ)を3度のタイブレークの末に下す活躍を見せていた。
今回は昨年覇者で第6シードのディミトロフをストレートで下すシードダウンを演出し、大会初のベスト8進出を決めた。
ミュラーは準々決勝で、第1シードのマレーと
F・ベルダスコ(スペイン)の勝者と対戦する。
>>AEGON選手権 対戦表<<
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