テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は17日、2002年優勝者で元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)へ本戦へのワイルドカード(主催者推薦)を与える事を決めたと発表した。
現在34歳のヒューイットは、来年1月に母国で行われるグランドスラムの全豪オープンを最後に引退を表明しているため、今回のウィンブルドンが現役最後の出場となる。
今季の公式戦では、まだ1試合しか勝利を挙げられていないヒューイット。世界ランクも117位へと落としている。
ヒューイットは自身の公式ツイッターで「ウィンブルドン、ワイルドカードをありがとう。またあの素晴らしい場所でもう一度プレー出来る事を光栄に思う。素晴らしい思い出の場所。最後の出場。」と喜びを呟いていた。
その他、この日に発表になった男子シングルスへのワイルドカードには、3人のイギリス人の地元勢に加え、
N・マウー(フランス)の名前も含まれていた。
33歳のマウーは先週行われた男子テニスツアーのトップシェルフオープン男子で、予選を勝ち上がりその後も格上選手を次々と下し決勝進出。決勝戦では
D・ゴファン(ベルギー)を7-6 (7-1), 6-1で退け、キャリア通算3度目となる今季初優勝を飾っていた。
また、マウーは2010年のウィンブルドン1回戦で、
J・イズナー(アメリカ)とのテニス史上最長となる11時間5分の試合を繰り広げ、ファイナルセットで68-70と惜しくも敗退した事でも有名である。
同日に発表された女子シングルスへのワイルドカードには、
N・ブローディ(英国)と
J・コンタ(英国)の地元勢に加え、A・コンタベイトとJ・オスタペンコにも与えられた事を明かした。
残るワイルドカードは、大会が開幕する6月29日までに発表される。
■関連ニュース■
・ヒューイット 引退を示唆・ヒューイット 初戦突破ならず・マウー大活躍 今季初V達成
■最新ニュース■
・ナダルに続きスタンも姿消す・錦織 番狂わせ選手を警戒・フェデラー 山は準決勝か