元世界ランク1位で、来月34歳になる
L・ヒューイット(オーストラリア)は、来年の全豪オープンが祖国オーストラリアで行われるグランドスラムが最後となるだろうと、来年での引退を示唆した。
今年の全豪オープンが自身19回目の出場となったヒューイットは、2回戦で
B・ベッカー(ドイツ)と対戦するも、第1、第2セットを先取し勝利へ王手をかけながら逆転負けを喫していた。
グランドスラムで2度の優勝経験を持つヒューイットは、全豪オープン会場であるメルボルン・パークで記者会見に臨み、今季は控えめにツアーを回る事を明かしながら、特にウィンブルドンと男子国別対抗戦であるデビスカップに重きを置きながら戦い、恐らく全仏オープンへの出場は見送る考えがある事を語っていた。
「当然、デビスカップはこれまでも多くの力を注いできた大会だし、世界最高峰のワールドグループでの戦いを維持するために全力を尽くしたい。」と気持ちを表していた。
3月に行われるデビスカップのワールドグループ1回戦は、チェコ共和国と敵地で対戦するオーストラリアは、2003年を最後に優勝から遠ざかっている。
近年怪我に泣かされていたヒューイットだが、現在は万全の体調であると感じており、今季はかつての力強いプレーが出来るだろうと期待を寄せている。
「このオフシーズンでは、他の誰よりもハードなトレーニングをして来たつもりさ。今は体の状態が最高だと感じている。唯一それがこうしてプレーを続けたいと思わせる理由なんだ。」と現役を続けている理由も加えていた。
現在のデビスカップ監督でる
P・ラフター(オーストラリア)氏は、オーストラリア・テニス協会の新しい役員に任命される事を受けて監督の職から退く事が決まっている。そして当面の間はW・マスール氏が引き継ぐ事になっている。しかしヒューイットが現役を退いた後は、監督の職に就くだろうとされている。
ヒューイットはオーストラリアにおいて、最もデビスカップに貢献して来た選手である。最多勝利数である56勝を飾り、代表に選ばれての16年間で38大会に出場している。
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