男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は17日、シングルス2回戦が行われ、3連覇と大会8度目の優勝を狙う第1シード
R・フェデラー(スイス)が
E・ガルビス(ラトビア)を6-3, 7-5のストレートで下し、順当にベスト8進出を決めた。今大会のトップハーフ(対戦表の上半分)は強豪が固まっており、フェデラーは険しい道のりを乗り越えなければタイトル獲得には至らない。
1回戦では地元
P・コールシュライバー(ドイツ)に大苦戦したフェデラーだったがガルビス戦ではサービスが好調で、ファーストサービスが入った時には85パーセントの高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークを許さなかった。
さらに5度のブレークチャンスから2度のブレークに成功し、元世界ランク10位で独特なフォアハンドのフォームが特徴のガルビスに1時間5分で勝利した。
準々決勝でフェデラーは、
F・マイヤー(ドイツ)と対戦する。マイヤーとは今回が通算6度目の対戦で、過去の対戦成績は5勝0敗とフェデラーが勝ち越している。
もしフェデラーがマイヤーに勝利してベスト4進出を果たした場合、準決勝では第3シード
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と第8シード
I・カルロビッチ(クロアチア)の勝者と対戦する組合せ。どちらが勝ち上がってきても、フェデラーにとって今大会の山であることは間違いない。
フェデラーは対ベルディヒ戦を14勝6敗と勝ち越しているが、BIG4を脅かす1人で今季安定した成績を残しているベルディヒは要注意選手。
一方、長身211センチから繰り出すサービスが武器のカルロビッチも手強い相手。今年のカタール・オープンでは世界1位
N・ジョコビッチ(セルビア)を破ったほどである。フェデラーはカルロビッチとの対戦成績を12勝1敗としている。
また、現地18日にはボトムハーフ(対戦表の下半分)の2回戦が行われる予定。第2シード
錦織圭(日本)は世界ランク114位
D・ブラウン(ドイツ)と対戦する。
錦織がブラウンを下してベスト8進出した場合、準々決勝ではビッグサーバー
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と昨年準優勝者
A・ファリャ(コロンビア)の勝者と対戦する組合せとなっている。
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