男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は18日、シングルス2回戦が行われ、大会初優勝を狙う第2シードの
錦織圭(日本)が世界ランク114位の難敵
D・ブラウン(ドイツ)を7-5, 6-1のストレートで下し、2年連続ベスト8進出を決めた。
両者は今回が初めての対戦となった。
この試合、第1セットで錦織は強烈なサービスと積極的にネットへ出てくるブラウンに苦しみ、なかなかサービスゲームを崩すことが出来なかった。しかし、ミスを連発したブラウンの隙をついて第11ゲームでブレークに成功。このセットを接戦の末に先取する。
続く第2セット、第3ゲームでブレークに成功した錦織は、その後第4ゲームでブレークチャンスを与えてしまうも、集中力を切らすことなく自身のサービスゲームをキープ。さらに第5・7ゲームでもブレークした錦織が難敵ブラウンにストレートで勝利した。
今大会はシングルス1回戦で、注目の若手
D・ティエム(オーストリア)に苦戦するもストレートで勝利し、今回は地元ブラウンを下して2年連続の8強入りを決めた。昨年は準決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れている。
一方、敗れたブラウンは、番狂わせを起こすことで知られている危険な選手。昨年は2回戦で
R・ナダル(スペイン)にストレートで撃破、2013年のウィンブルドン2回戦では元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)を下す番狂わせを演じていた。
準々決勝で錦織は、世界ランク51位の
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と対戦する。
24歳のヤノヴィッツは、2013年8月に自己最高位となる14位を記録しており、長身から繰り出される強烈なサービスが武器。
2012年のパリ・マスターズでは予選から本戦の決勝まで勝ち進み、一躍注目された。2013年のウィンブルドンでは、
A・マレー(英国)に逆転で敗れるもグランドスラム初のベスト4進出を果たしている。
ヤノヴィッツは今大会の2回戦で、昨年準優勝の
A・ファリャ(コロンビア)を下してベスト8進出を決めている。
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