テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は7日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位
N・ジョコビッチ(セルビア)は、全仏初制覇、さらに史上8人目となる生涯グランドスラム達成を第8シード
S・ワウリンカ(スイス)に阻まれた。6-4, 4-6, 3-6, 4-6の逆転負け。試合後、3度目の準優勝となったジョコビッチは、全仏オープンで優勝するまで諦めないと宣言した。
決勝戦、ジョコビッチは第1セットを先取し、全仏初優勝へ前進。
しかし、徐々に試合の主導権をワウリンカに握られ、次々とスーパーショットを放たれる。この試合でジョコビッチはウィナーを30本決めるも、ワウリンカには倍の60本を決められた。
第4セットの第10ゲーム、ジョコビッチはワウリンカのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップで、ブレークポイントを握るも活かせなかった。そして、最後はワウリンカの伝家の宝刀・バックハンドのダウンザラインでトドメを刺され、決勝戦に幕が下りた。
表彰式のスピーチで、ジョコビッチは「ここ(全仏オープン)に戻ってきて優勝するまで諦めない。」と、全仏制覇を宣言。
今大会ジョコビッチは、準々決勝で全仏過去9度制覇している第6シード
R・ナダル(スペイン)にストレート勝ちをおさめて勢いに乗る。しかし、準決勝では2セットアップとリードするも、第3シード
A・マレー(英国)の反撃にあい、さらに雷雨により2日間に及ぶ死闘を強いられていた。
もしジョコビッチが優勝していた場合、史上8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成者となっていた。現役選手で生涯グランドドスラムを達成しているのは、
R・フェデラー(スイス)、ナダルの2人。
(コメントはWOWOWから抜粋) >>全仏オープンドロー表<<
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