テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は7日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードで世界ランク1位
N・ジョコビッチ(セルビア)は第8シード
S・ワウリンカ(スイス)に6-4, 4-6, 3-6, 4-6で敗れ、大会初優勝とはならなかった。悲願の生涯グランドスラム達成をワウリンカに阻止されたジョコビッチは、試合後、決勝戦を振り返った。
「少しがっかりしているけど、テニス以上に人生には大切なものがある。」と、ジョコビッチ。
決勝戦、第1セットを先取したジョコビッチだったが、勢いに乗るワウリンカの強打に苦しみ、挽回することが出来ず、勝利を掴みとれなかった。
ジョコビッチは「スタン(ワウリンカ)、あなたをリスペクトする。選手としても人間としても尊敬している。」と、ワウリンカを称賛。
今大会ジョコビッチは、準々決勝で全仏過去9度制覇している第6シード
R・ナダル(スペイン)に完勝、準決勝では第3シード
A・マレー(英国)との2日間に及ぶ死闘を制し、ワウリンカとの決勝へ駒を進めていた。
もしジョコビッチが優勝していた場合、歴代8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成者となっていた。現役選手で生涯グランドドスラムを達成しているのは、
R・フェデラー(スイス)、ナダルの2人。
ジョコビッチは今回が全仏オープン3度目の決勝戦だったが、またしても大会初優勝とはならず、3度目の準優勝に終わった。
過去のグランドスラムでジョコビッチは、全豪オープンで5度、ウィンブルドンで2度、全米オープンで1度の優勝を果たしており、全仏オープンだけ無冠。
最後、ジョコビッチは「ここ(全仏オープン)に帰ってきて、優勝するまで諦めない。」と、コメント。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>全仏オープンドロー表<<
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