- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

女神はフェデラーに微笑むか

今季2度目のグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)に第2シードで出場するR・フェデラー(スイス)は、その華麗なフォアハンドとバックハンドでこれまでも赤土のコートで優雅な舞を見せていたが、33歳と言う年齢からキャリア終盤を迎えているのは避けられずにいる。

今年の8月で34歳になるフェデラー。すでにグランドスラムの優勝回数では歴代1位となる17度を2012年のウィンブルドンでの優勝で記録したものの、その後はグランドスラムでの成績も下降線をたどっている。

2004年から2009年のフェデラー黄金時代と言われる期間では、実に24度のグランドスラムで20度決勝進出を果たし、うち14度で優勝を飾っていた。

しかし2012年のウィンブルドン決勝戦でA・マレー(英国)を下してからは、10度のグランドスラムに出場するも昨年のウィンブルドンでN・ジョコビッチ(セルビア)と演じた5セットに及ぶ死闘で敗退した戦いしか決勝の舞台に立っていない。

どのグランドスラムでも優勝候補に上がっていたフェデラーだが、その中でも全仏オープンが一番その可能性が低いと言われていた。赤土の遅いサーフェスでは、他の早いサーフェスよりフェデラーの特徴を鈍らせてしまう。

唯一フェデラーが一度しか優勝経験がない全仏オープンでは、テニス史上これまでにないその優れた戦術と技術を持ちながらもそれが十分活かし切れなかった。

もちろん幸運も時には必要だった。フェデラーが全仏オープンの5度の決勝戦で唯一優勝した2009年は、その決勝戦で戦ったR・ソダーリン(スウェーデン)が4回戦でクレーキングの称号を持ち、それまでもフェデラーの優勝を阻んだR・ナダル(スペイン)を下していた。

今年の全仏オープンもまた女神がフェデラーに微笑んでいると言われている。金曜日に発表になった男子シングルスのドローでは、フェデラーが決勝進出へ向けてより有利なものかも知れないと見られている。

第6シードとなったナダルと第3シードのマレーはいずれも第1シードのジョコビッチがいるトップハーフにいる。つまりそれは、2013年と2014年のグランドスラムの準決勝や決勝でもフェデラーを下して来たジョコビッチ、ナダル、そして今季クレーコートで好調なマレーと決勝まで戦う事がないと言うこと。そしてフェデラーが順当に勝ち上がれば、6月7日に予定している男子シングルス決勝戦でその対戦が実現する。

「上位進出するチャンスは十分にある。もちろんどこまで行けるかは、自分自身のプレーのレベルによるもの。」とフェデラー自身もチャンスを認識している。

自身が持つグランドスラム最多連続出場記録を更新するフェデラーはこれが62大会目のグランドスラムとなるが、その1回戦はラッキールーザーのA・ファリャ(コロンビア)と対戦する。

フェデラーは特に4回戦までは比較的楽なドローだと考えられている。シード勢が順当に勝ち上がればその4回戦で第13シードのG・モンフィス(フランス)と対戦する。そして準々決勝ではデビスカップのチームメイトでもある第8シードのS・ワウリンカ(スイス)と顔を合わせる。

そして準決勝では第5シードの錦織圭(日本)か第4シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)のいずれかとの対戦となる。

もちろんそれはあくまでもシード勢が順当に勝ち上がった場合である。2013年のウィンブルドンのように、それまでグランドスラム36大会連続でのベスト8以上進出の記録を持っていたフェデラーはその更新もほぼ確実かと思われていながらも、結果的にはまさかの2回戦敗退で幕を閉じてしまった。

そして昨年の全仏オープンでもフェデラーは、4回戦で現在世界ランク25位のE・ガルビス(ラトビア)の前に敗退しており、今年もガルビスはフェデラーと同じドローにいる。

「優勝したいと願っている選手はたくさんいるし、しかも多くの選手がその実力がある。そして試合当日に危険な相手になる選手もいるだろう。例え準決勝であれ決勝戦であれ、負けてしまえばその大会で敗戦を喫するのは同じこと。だから自分の目標は負けないと言うことなんだ。」とフェデラーも慎重に目標を掲げていた。

この10年間で最悪と言われるクレーシーズンを送ったナダル。全仏オープンで9度の優勝を誇る彼は今年は過去最低のシード順としてのエントリーとなった。グランドスラムでは14度の優勝を持つナダルは、今季ここまでのクレーコート大会で実に5敗を喫している。クレーコートではこれまで他を圧倒していたナダルは、全仏オープンでの成績も66勝1敗とグランドスラム史上でも圧倒した成績を叩き出している。

今季ここまで好調なプレーを続けているフェデラーは、ここまで25勝5敗としている。クレーシーズンでは、今年から開催されたイスタンブールでのATP250大会で通算85度目となる優勝を飾り、続くローマでのマスターズ1000大会では決勝戦でジョコビッチに敗れたものの準優勝を飾っていた。数年前に痛めて苦しめられた腰の痛みも今はすっかり回復している。

「これまでの12ヶ月は最高のプレーが出来ていると感じている。」とフェデラー。「このコートの状態に対応しなければならないのは当然の事ながら、それでどこまで勝ち上がれるかやってみなければ分からない。」

ローマ大会後は、祖国スイスへ戻り家族との時間を楽しんだフェデラー。そしてそれからコーチであり、2013年の不振から本来のフェデラーのプレーを取り戻させてくれた元世界ランク1位のS・エドバーグ(スウェーデン)氏と合流して練習を再開している。

「2013年は多大なエネルギーを費やされた。今は我々は良い流れを持っている。2014年と2015年はここまで良い形で過ごせている。かなり良い感触を抱いている。しかしだからと言ってそれが常に好成績に繋がるとも言えない。」とフェデラーは気持ちを引き締めていた。

どのような結末を迎えるかは、この2週間で結果が明らかになる。

>>全仏オープン男子ドロー表<<


■関連ニュース■ 

・錦織ら日本勢が同ブロックに
・錦織 全仏前に得たもの
・錦織vsフェデラー戦に期待


■最新ニュース■ 

・死のブロック ジョコとナダル
・錦織コーチ チャンの伝説試合
・不安視ナダル 奇跡起きるか
(2015年5月24日16時30分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

4月25日

大坂なおみ 激闘の末2回戦敗退 (23時14分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsサムソノヴァ (21時40分)

柴原瑛菜ら日本勢3選手が8強 (21時04分)

西岡良仁 マドリッドOP初戦敗退 (20時36分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsオジェアリアシム (18時05分)

大坂なおみ 2回戦相手は直近3連敗中 (17時54分)

東京五輪金の元世界4位が出産発表 (16時46分)

強烈サーブもラケットすっぽ抜け (15時24分)

19歳シャン 4時間死闘制す「人生最長の試合」 (12時19分)

日比野菜緒 マドリッドOP初戦敗退 (11時02分)

小田凱人が書籍発売 (10時04分)

ナダル 満身創痍の復帰「体の限界がある」 (8時04分)

大坂「クレーで優勝したい」 (7時11分)

4月24日

本玉真唯ら 日本勢5名が初戦突破 (22時51分)

大坂なおみ 初戦突破 クレー2年ぶり白星 (21時52分)

【1ポイント速報】大坂なおみ マドリッドOP1回戦 (20時38分)

ダニエル太郎 熱戦制し初戦突破 (20時36分)

【1ポイント速報】ダニエルvsブキッチ (18時40分)

大坂なおみ 初戦の相手ミネンとは? (18時36分)

ディアドラ 80年代/90年代イメージの新作入荷 (15時54分)

引退の元世界1位に多くの惜別の声 (15時35分)

メド、クレーに自信も勝敗は「五分五分」 (14時25分)

シナー「自分に重圧かけたくない」 (11時10分)

アルカラス「ラファと決勝戦えたら最高」 (10時09分)

望月 マドリッドOP本戦入りならず (8時21分)

4月23日

17歳 小池愛菜 逆転勝ちで初戦突破 (21時42分)

高校同期!清水/トゥロター組が勝利 (20時40分)

ジョコ「もう一度ナダルと対戦したい」 (19時09分)

【インタビュー】33歳で初Vシュトルフ (17時53分)

元世界2位バドサ告白「あと数年」 (15時50分)

錦織圭 全仏OP直前ツアー大会出場へ (14時35分)

24選手参戦! 新作テニスゲーム発売へ (12時19分)

マドリッド予選 ティーム、ガスケら初戦突破 (11時42分)

16歳 ツアーキャリア2試合目でナダルと激突 (10時29分)

ジョコ 5度目の受賞に「光栄」 (8時38分)

望月慎太郎 マドリッド本戦に王手 (7時23分)

【動画】大坂なおみ クレーコート2年ぶり勝利の瞬間! (0時00分)

4月22日

年齢差21年117日の対戦 MS歴代最大に (22時48分)

ナダル、レーバー杯出場が決定 (21時54分)

第1シードはシナー マドリッド組合せ決定 (19時35分)

西岡78位 ダニエル85位に (18時31分)

大坂なおみ 5つ下げて197位 (17時31分)

33歳で悲願達成「長い間待ってた」 (16時33分)

無免許ルバキナ、ポルシェの使い道は? (16時09分)

世界1位通算100週 史上9人目快挙  (12時15分)

初優勝から6年、2度目のツアーV (11時06分)

大坂なおみ 初戦は予選勝者 (9時25分)

ルード 悲願V、雪辱果たす (8時04分)

【動画】3時間59分の死闘制した19歳のシャン (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!