男子テニスツアーのジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は21日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位で第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)が世界ランク74位の
F・デルボニス(アルゼンチン)に7-6 (7-5), 4-6, 4-6の逆転のフルセットで敗れ、準決勝進出とはならなかった。
両者は2度目の対戦で、今回ワウリンカは敗れたことによりデルボニスとの通算対戦成績は1勝1敗となった。
この試合の第1セット、両者サービスキープのままタイブレークに突入。ワウリンカはストロークで粘りきれずにミスをする場面も見られたが、世界9位の意地を見せて第1セットを先取。
しかし、ワウリンカは第2セットでデルボニスに1ブレークを許してこのセットを落とし、第3セットでは2度のブレークに成功するも、デルボニスにそれを上回る3度のブレークを許して2時間5分で敗れ、準々決勝で姿を消すこととなった。
勝利したデルボニスは、同日に行われた準々決勝で第3シードの
P・アンドゥハル(スペイン)を破った第6シードの
J・ソウサ(ポルトガル)と対戦する。
また、同日に行われた準々決勝で世界ランク10位で第2シードの
M・チリッチ(クロアチア)と世界ランク67位の
S・ヒラルド(コロンビア)が対戦し、5-7, 3-6のストレートで敗れた。
両者は今回が5度目の対戦となり、チリッチは対ヒラルド戦で初めて敗北を喫した。
試合を通して、チリッチは波に乗っていたヒラルドのペースにのみ込まれて自身のプレーを出せずに、ブレークチャンスすら掴むことが出来なかった。ヒラルドに11度のブレークチャンスから3度のブレークを許して1時間27分で完敗した。
勝利したヒラルドは、世界ランク60位の
T・ベルッチ(ブラジル)と対戦する。
準決勝進出を前に、第1シードのワウリンカ、第2シードのチリッチ、第3シードのアンドゥハルと上位シード勢が一気に敗れることとなった。
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