男子テニスツアーのジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は20日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)は予選勝ち上がりの
L・ロソル(チェコ共和国)に6-4, 3-6, 6-3のフルセットで勝利し、準々決勝進出を決めた。
両者は2度目の対戦で、今回ワウリンカが勝利したことによりロソルとの通算対戦成績を2勝0敗とした。
この試合の第1セット、ワウリンカはファーストサービスが入った15本中12本をポイントに繋げてペースを掴み、ロソルに1度もブレークチャンスを与えることなく1ブレークに成功して第1セットを先取。
しかし、第2セットからワウリンカは調子を上げてきたロソルに攻められ、ファーストサービスが入った確率を60パーセントだった第1セットに比べ、第2セットでは35パーセントまで下がり、このセットを落としてしまう。
その後はトップ10の力を発揮したワウリンカは第3セットで主導権を握り、1時間36分で勝利を手にした。
勝利したワウリンカは、準々決勝で
F・デルボニス(アルゼンチン)と対戦する。
世界ランク9位のワウリンカは今シーズン、チェンナイ・オープンで2連覇を飾ると、その後全豪オープンでベスト4、ABNアムロ 世界テニス・トーナメントで今季2勝目をあげるなど好調なスタートを切っていた。
だが、その後のマスターズ大会であるインディアンウェルズ・マイアミ・モンテカルロ・マドリッドの4大会で早期敗退と、思い通りの結果を残せていなかった。
しかし、先日のBNLイタリア国際男子準決勝で
R・フェデラー(スイス)にストレートで敗れるも、準々決勝ではクレーキングである
R・ナダル(スペイン)をストレートで破りベスト4進出を果たしたことで復活を印象付けた。
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