テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は20日、男子シングルス予選2回戦が行われ、世界ランク169位の
ダニエル太郎(日本)が同168位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3, 6-1のストレートで下して予選3回戦進出決め、本戦入りに王手をかけた。
両者は今回が初の対戦となった。
この試合の第1セット、雨により試合が一時中断するも、第8ゲームでダニエル太郎が集中を切らすことなくブレークに成功し、第9ゲームでは難なくサービスキープしてこのセットを先取する。
第2セットは、第1ゲームから両者ブレーク合戦が続くも、第4ゲームでサービスキープして試合の流れを掴んだダニエル太郎がフチョビッチを攻め立て、ストレートで勝利を手にした。
勝利したダニエル太郎は予選3回戦で、予選32シードの
M・プルジシーズニー(ポーランド)をストレートで下した
D・グエス(フランス)と対戦する。
現在22歳のダニエル太郎は、今年4月に行われたヴェルチェッリ・チャレンジャーで、チャレンジャー大会初の優勝を飾っている。
また、昨年の全米オープンで厳しい予選を勝ち抜き、グランドスラム初の本戦入り。本戦1回戦でビッグサーバーの
M・ラオニチ(カナダ)に敗れるも、第3セットで1度ブレークに成功してタイブレークに持ち込む善戦を見せた。
今大会で全仏オープン初の本戦出場を目指す。
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