男子テニスツアーのニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は19日、シングルス1回戦が行われ、第6シードで20歳の
N・キリオス(オーストラリア)は世界ランク57位の
M・ククシュキン(カザフスタン)に7-6 (7-5), 6-2のストレートで勝利し、2回戦へ駒を進めた。
両者は今回が初の対戦となった。
第1セット、第3ゲームでキリオスはバックハンドを攻められて凡ミスを連発し、ククシュキンにブレークを許してしまう。
その後、両者サービスキープが続く中、徐々にペースを上げてきたキリオスは、ドロップショットやネットプレーなどでククシュキンを攻め立て、第8ゲームでブレークに成功。そのままタイブレークに突入し、キリオスが7-5で第1セットを先取する。
第2セットでも攻めの姿勢を崩さなかったキリオスは、ファーストサービスが入った12本全てをポイントに繋げてククシュキンに1度もブレークチャンスを与えず、1時間18分で勝利を手にした。
世界ランク30位のキリオスは、昨年のウィンブルドンで
R・ナダル(スペイン)を破る金星をあげて一躍世界にその名を知らしめた20歳の新星。
今年の全豪オープンでは、準々決勝で
A・マレー(英国)に敗れるも、自身初のグランドスラムベスト8進出。5月に行われたエストリル・オープン男子では、1回戦で
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)、2回戦で
F・クライノビッチ(セルビア)、準々決勝で
R・ハーセ(オランダ)、準決勝で
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を破ってツアー初の決勝進出を果たした。
また、先日行われたムチュア・マドリッド・オープン男子2回戦では、第1シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦し、6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 7-6 (14-12)の大接戦を制してキャリア最高とも言える勝利を手にした、今勢いのある選手の1人である。
キリオスは、2回戦で
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。
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