男子テニスツアーのニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は20日、シングルス2回戦が行われ、昨年覇者で第3シードの
E・ガルビス(ラトビア)が
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)を7-5, 4-6, 6-1のフルセットの末に下し、今季初のベスト8進出を決めた。
両者は今回が4度目の対戦となり、ガルビスはドルゴポロフとの対戦成績を3勝1敗とリードした。
この試合、ガルビスは試合を通して6度のダブルフォルトを犯すも14度のサービスエースを決めた。
第1セットは、ガルビスが2度のブレークに成功して先取する。しかし、第2セットはセカンドサービスが入った時のポイント獲得率を第1セットでは69パーセントだったのを27パーセントと大幅に下げたガルビスがこのセットを落とし、勝敗はファイナルセットへ。
ファイナルセットで、第1・第2セットよりファーストサービスが入った時のポイント獲得率を88パーセントまで上げたガルビスは、ドルゴポロフに2度のブレークチャンスを与えるもしのいだ。さらに自身は2度のブレークに成功し、2時間8分のフルセット戦を制した。
準々決勝でガルビスは、
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。
世界ランク25位のガルビスは、昨年同大会の決勝で
F・デルボニス(アルゼンチン)を下して大会初優勝を飾った。
その後は優勝した勢いのまま、全仏オープンでは
R・フェデラー(スイス)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)らを破る快進撃でグランドスラム初のベスト4進出。さらに大会後に発表された世界ランキングでは、自己最高位となる10位の浮上し、念願のトップ10入りを果たした。
今シーズンは不調が続いていたガルビスは、今まで11大会出場している中で、まだ1勝しかあげておらず、5大会連続で初戦敗退となっていた。だが、今回は5連敗でストップさせて今季初のベスト8進出を決めた。
昨年4強入りを果たした全仏オープンへ向けて自信をつけて臨むためにも、まずは今大会で2連覇を果たしたいガルビス。
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