男子テニスツアーのニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、クレー、賞金総額494,310ユーロ、優勝賞金80,000ユーロ)は20日、シングルス2回戦が行われ、第6シードで20歳の
N・キリオス(オーストラリア)は
D・ティエム(オーストリア)と対戦するも、第1セットの第7ゲーム終了後に右肘の負傷により、棄権を申し入れ2回戦で姿を消した。また、24日からの全仏オープンを前に不安を残す結果となった。
両者は今回が初の対戦となった。
第1セット、両者サービスキープから、キリオスは第5ゲームでティエムに40-15から4ポイント連取を許してブレークされるも、第6ゲームでブレークバックに成功。
しかし、第7ゲームでまたもブレークされたキリオスは、ゲーム終了時に右肘に違和感のある仕草を見せた。ベンチに戻ると、キリオスはメディカルタイムアウトを要求。その後、棄権を申し入れ、キリオスはコートを去った。
世界ランク30位のキリオスは、昨年のウィンブルドンで
R・ナダル(スペイン)、先日行われたムチュア・マドリッド・オープン男子2回戦で
R・フェデラー(スイス)と、トップ選手を撃破している、今勢いのある注目選手の1人。
24日から行われる全仏オープンでの活躍が期待されていたが、今回の右肘の負傷により、本調子で望めないことが予想される。
一方思わぬ形で駒を進めたティエムは、準々決勝で第3シードの
E・ガルビス(ラトビア)と対戦する。
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