- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

フェデラー 「最高の気分の1つ」

男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝(フランス/ リール、インドアクレー)、スイスとフランスの対戦は最終日の23日、シングルスが行われ、R・フェデラー(スイス)R・ガスケ(フランス)を6-4, 6-2, 6-2のストレートで下し、祖国スイスに初優勝をもたらすと共に、自身が唯一獲得していないビッグ・タイトルを手にした。

ここまでの対戦成績を2勝1敗で迎えたスイス。エースのフェデラーは、第1試合ではJW・ツォンガ(フランス)と対戦する予定だったが、怪我のために代わって出場したガスケと対戦することとなった。フェデラーはこの決勝戦前まで治療を続けた腰の怪我を感じさせないプレーを披露。ガスケをストレートで下し3勝1敗とした時点でスイスの初優勝が決まった。

1999年に初めてスイス代表としてデビスカップのデビューを飾ったフェデラーは、この優勝まで15年の月日を要した。その重さを感じるかのように、フェデラーは最初に握ったマッチポイントを決めるとコートに膝から崩れ落ちうつ伏せで倒れ込むと、駆け寄って来た監督のスヴリン・ルッチ氏やチームメイト達と抱き合い喜びに包まれた。

「最後は感極まってしまった。信じられないくらい幸せだし、かなりほっとしたよ。本当にこのタイトルが欲しかったし、特にこの試合までは2勝1敗とリードしていたからね。S・ワウリンカ(スイス)やチームを支えてくれた他の皆を見ると、更に力が沸いて来た。これはまさに、テニス人生に於いて、最高の気分の1つである事は間違いない。こうしてチームで喜びを祝える事も更に素晴らしい事だね。」とフェデラーは喜びを表していた。

前週の16日に行われたATPワールドツアー・ファイナルズの決勝戦を棄権したフェデラーは、デビスカップの決勝戦へ向けて万全な準備が出来ているか疑問視されていた。19日の夕方になって初めて試合会場となるインドアのクレーコートでボールを打ち始めた。そして迎えた21日のシングルスではG・モンフィス(フランス)にストレートで敗れていた。

しかし翌日に行われたダブルスにワウリンカと組んで出場したフェデラーは、みるみるコートにも慣れ始めると本来のプレーを取り戻し始めていた。

今季最初のグランドスラムである全豪オープンでグランドスラム初優勝を果たしたワウリンカは、これまでもスイスのためにデビスカップに積極的に出場してきた。一方のフェデラーはATPツアーを優先に活動して来ていた。

2013年のワールドグループへの入れ替え戦でもワウリンカは、フェデラーを欠くスイス・チームのエースとしてワールドグループ入りを決める立役者となっていた。そしてこの決勝戦でも初日のシングルスでツォンガを下しスイスへ1勝をもたらしていた。

「スタン(ワウリンカ)はこれまでも、多大な貢献を注いできた。今週末も素晴らしいプレーを見せてくれたし、こうして優勝するチャンスを与えてくれたんだ。」とフェデラーは、この優勝にはワウリンカの存在が大きかったと感謝の気持ちを持っていた。

「それは十分承知していた。だからこの優勝はスタンを始め他の選手達のものさ。自分のものではない。これまでのテニス人生で十分なタイトルを獲得してきたんだ。ただただ他の皆のために満足しているし、こうして歴史的瞬間を共有出来た事に喜びを感じている。」とフェデラーは謙虚な姿勢も覗かせていた。

302週にも渡って世界ランク1位に君臨したフェデラーも、トロフィーが渡される前は涙に暮れ、チームメイトとこの瞬間を味わっていた。

「比べる事なんか出来ない。ウィンブルドンで初優勝した時も正直かなりの驚きだった。デビスカップは、自分のテニス人生でいつかは達成できるものだと信じていた。」

「もちろんプレッシャーもあった。何とか勝ち抜かなければならない事やチームや他の全ての人達の多大なサポートのもと、皆を幸せにさせなければならないという事もね。だから全く別の感情なんだ。そしてコートでは一人ではなかった。それが全てを変えてくれた。」

27,448人で埋め尽くされたピエール・モーロワ・スタジアムにフェデラーが入場して来た時、敵地のためか暖かい歓迎はされなかった。そしてウォーミングアップの時に、らしからぬイージーミスを犯した時にはブーイングが起こるほどだった。

そんな中でも動揺する事がなかったフェデラーは、約210キロのサービスを放ち自身のサービスゲームをキープすると、その後も相手にチャンスを与えないプレーを続けた。

動きも良くなったフェデラーは、バックハンドにも変化を付け、全盛期に匹敵するプレーを見せ始めた。対するガスケは、ラリーでも圧倒され終止フェデラーのサービスを読むことが出来なかった。

「今日の彼(フェデラー)は誰も倒す事が出来ない。ミスも本当に少なかった。ブレークポイントさえ握れなかったのは、本当に情けなかった。」とガスケは完敗を認めていた。

第1セットの第3ゲームで先にブレークを奪ったフェデラーは、そのブレークポイントを鮮やかなパッシングショットで決めると「カモン」と叫び声を上げるほど気合いが入っていた。

地元フランスの声援を受けるガスケだったが、第2セットの出だしでは自らのミスからフェデラーにブレークを許し、一気に流れはフェデラーへと傾いて行った。

それでも諦めないガスケは、第3セットではよりネットへ出る作戦に変えたが、フェデラーはそれを上回るパッシングショットを放ち、ガスケの反撃を許さなかった。

序盤はサービスキープが続いたが、第5ゲームでガスケはこの試合4度目のブレークをフェデラーに許すと、第7ゲームでもこのセット2度目のブレークに成功したフェデラーは、ゲームカウント5ー2からの自身のサービスゲームでは40ー0と握ったマッチポイントでは、繊細なドロップショットを放つとガスケは追うことさえ出来ずフェデラーが勝利を掴んだ。


■関連記事■ 
・フェデラー勝利 デ杯初優勝
・フェデラー 「全てを出しきる」
・ワウリンカが1勝あげる
・フェデラー「彼の方が勝ってた」
・フェデラー 「リスクが高過ぎる」


■関連動画■ 
・ディミトロフが連覇に挑む
・錦織が今季飛躍を遂げた理由
(2014年11月24日12時46分)
  • コメント -

    その他のニュース

    5月13日

    「WTA1000」15連勝で8強 (11時32分)

    世界7位 思わぬ形で16強「残念」 (10時00分)

    シナー 相手転倒も対応に称賛の嵐 (8時24分)

    5月12日

    伊藤あおい 3年半ぶりクレーは黒星 (23時32分)

    【1ポイント速報】伊藤あおいvsカルタル (22時53分)

    大坂なおみ撃破、死闘制し嘔吐 (22時14分)

    大坂なおみ 死闘の末に8強ならず (20時52分)

    【1ポイント速報】大坂なおみvsスターンズ (18時03分)

    日本 初戦はイギリスに決定 (17時54分)

    大坂なおみ 次戦の相手スターンズとは (17時11分)

    今季最長の死闘で世界10位撃破 (16時07分)

    アルカラス 初の16強「大変だった」 (9時58分)

    昨年王者ズべレフ 5年連続16強 (8時54分)

    5月11日

    世界1位 逆転勝ちで16強 (23時16分)

    試合後に口論も「それも試合の一部」 (22時10分)

    柴原瑛菜 第1シードに屈し準V (20時23分)

    坂詰姫野 16歳に屈し準優勝 (17時16分)

    激闘の末敗れ今季6度目の初戦敗退 (16時14分)

    準V→2回戦敗退で世界ランク急落 (9時14分)

    3年ぶり 世界4位以下に陥落 (8時13分)

    小堀桃子/清水綾乃ペア 2週連続V (6時39分)

    世界1位シナー 出場停止から復帰し白星 (5時52分)

    大坂なおみ 逆転勝ちで2年連続16強 (3時30分)

    【1ポイント速報】大坂なおみvsブズコバ (0時51分)

    【動画】転倒したデ・ヨングに駆け寄るシナー (0時00分)

    5月10日

    大坂なおみに追い風?第5シード敗退 (23時45分)

    前年女王 まさかの3回戦敗退 (22時35分)

    無料体験実施中!新テニススクールオープン (16時12分)

    メド 元世界8位にストレート勝ち (15時38分)

    チチパス 5連続7度目の初戦突破 (14時27分)

    露から国籍変更の相手と握手交わす (12時08分)

    ジョコ 主催者推薦で全仏OP前哨戦へ (10時09分)

    ズべレフ完勝 2連覇へ好発進 (7時47分)

    【動画】大坂なおみ 死闘の末に4回戦敗退… 試合終了の瞬間 (0時00分)

    【動画】今季最長3時間44分の死闘!ムーテ 勝利の瞬間! (0時00分)

    ←ニューストップへ
    ←前のページに戻る
    ウインザーラケットショップ

    >>動画をもっと見る<<




    テニスの総合ポータルサイトテニス365
    テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!