男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間14日(現地13日)、シングルス4回戦が行われ、予選勝者で世界ランク136位の
T・アトマン(フランス)が第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)を3-6, 7-5, 6-3の逆転で破る大金星を挙げるとともに、「マスターズ1000」の大会で初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】アトマン 勝利の瞬間!喜び爆発でラケット放り投げる!<<>>【賞金一覧】シナーら出場 シンシナティOP<<>>シナー、アルカラスら シンシナティOP組合せ<<23歳のアトマンは初出場となった今大会、予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦で世界ランク130位の
西岡良仁、2回戦で第15シードの
F・コボッリ(イタリア)、3回戦で同52位の
J・フォンセカ(ブラジル)を下す快進撃で4回戦に駒を進めた。
27歳で世界ランク4位のフリッツとの顔合わせとなった4回戦の第1セット、アトマンは6本のサービスエースを決めたが、第4ゲームでブレークを許し先行される。
それでも第2セットでアトマンは1度ブレークを許したものの、自身は2度のブレークを果たしてセットカウントは1-1となる。
迎えたファイナルセット、アトマンはファーストサービス時に87パーセントの確率でポイントを獲得し、1度もブレークポイントを与えずキープを重ね、リターンゲームでは第6ゲームでブレークに成功。リードを守りきり勝利を収めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアトマンのコメントが掲載されている。
「正直、信じられなかった。(マッチポイントでは)手が震えていたんだ。でも何とかボールが入って、相手を見ると、バックハンド側に寄っていて、フォアハンドに走っているところだった。『触らないで、お願い、この1点をくれ』って思った。この感覚は言葉では表せないけど、本当に幸せで、最高に嬉しいよ」
「なんて週なんだろう。やっと自分の努力が報われて、本当に嬉しい。でもコーチと話した通り、これはただの1大会に過ぎない。毎週、このレベルを維持し続けて、あの選手たちの同じポジションに立てるようにしなければいけない」
勝利したアトマンは準々決勝で第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは4回戦で第10シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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