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元世界33位「スマホも持てなかった」

ブルックスビー
ブルックスビー(4月)
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATPは22日に公式サイトを更新し、元世界ランク33位のJ・ブルックスビー(アメリカ)の両手首手術からの復帰までの苦悩を掲載した。

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25歳のブルックスビーは2023年10月、12ヵ月間で3回のドーピング検査を欠席したとして2025年1月4日までの出場停止処分を受けたが、その後処分の軽減が認められ、出場停止期間は2024年3月3日に終了していた。

しかし、2023年に両手首の手術を受けていたブルックスビーはすぐに復帰することができず、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で約2年ぶりに公式戦復帰。4月のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)では予選から勝ち上がり、ツアー初タイトルを獲得した。

その後、6月のレクサス・イーストボーン・オープン(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)で準優勝を飾ると、9月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2025(日本/東京、ハード、ATP500)ではベスト4進出を果たした。

この結果、ブルックスビーは今季を世界ランキングなしでスタートしたものの、シーズン終了時には世界ランク53位まで浮上。2022年に記録したキャリアハイの33位に近づいた。

ブルックスビーは自身の復帰について、ATPの取材でこう語っている。

「両手首に手術を受けてここまで戻ってこられた選手は見たことがない。だからこそ、自分を誇りに思う。これは、自分が積み重ねてきた努力と、どんなに低い時でも、そして今のように高い時でも持ち続けてきた自己信念の証だと思う。過去の自分を超えられると、今でも信じている」

手首の状態についても振り返り、「金属ピンが入った状態で、手首がテニスの衝撃に慣れるまで、本当に痛みが強かった。何ヵ月もかかって、正直『もう無理なんじゃないか』と感じることもあった。でも、どんなことでもそうだけど、辛抱強く向き合えば、身体も次第に耐えられるようになる。術後は何もできなかった。スマホを持つことすら無理だった。精神的に相当な忍耐が必要で、正直少しおかしくなりそうだった」と当時の苦闘を明かした。

また、ブルックスビーは自身が自閉スペクトラム症であることも公表している。復帰までの困難な道のりについては、「人生における忍耐を学んだ。目標に到達するには途方もない忍耐と継続性が必要だ。得意な部分もあれば、弱い部分もある。それを受け入れて、今持っているもので戦っていくしかない」と語っている。


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