男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間15日(現地14日)、シングルス準々決勝が行われ、予選勝者で世界ランク136位の
T・アトマン(フランス)が第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)を6-2, 6-3のストレートで破る金星を挙げ、ATPマスターズ1000で初のベスト4進出を果たした。
>>【賞金一覧】シンシナティOP 優勝賞金は?<<>>シナー、アルカラスら シンシナティOP組合せ<<23歳のアトマンは今季、今大会前まででツアーレベルでの成績は1勝4敗だったが、初出場となった今大会では予選2試合を勝ち抜き本戦入り。
本戦では1回戦で世界ランク130位の
西岡良仁、2回戦で第15シードの
F・コボッリ(イタリア)、3回戦で同52位の
J・フォンセカ(ブラジル)、4回戦で第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)を下す快進撃で準々決勝に駒を進めた。
22歳で世界ランク9位のルーネとの顔合わせとなった準々決勝、アトマンはファーストサービス時に85パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは4度のブレークに成功。試合を通じて21本のウィナーを決め、1時間13分で快勝した。
世界ランク4位のフリッツに続き同9位のルーネも破ったアトマンは大会後に更新される世界ランキングで現時点で69位となることが決まり、初のトップ100入りを果たす。決勝に進出すればさらにランキングは上がる。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアトマンのコメントを掲載している。
「今の気持ちを言葉で表すのは難しい。正直言って、本当に信じられない気持ちだ。マスターズ1000の準決勝に進出し、(世界ランキングで)トップ100に食い込み、今夜の勝利でさらに上にいく。賞金も高額で、キャリアにとって大きなプラスになるだろう。僕にとって大きな意味がある。とても感慨深い」
「テイラー(フリッツ)に勝ったことで、昨夜はほとんど眠れなかった。コートではただ自分らしく、できるだけ楽しもうとしていた。失うものは何もないからね。それが予選勝者で挑戦者である僕のアドバンテージだ。この勝利は今年の残りのシーズン、そしてキャリア全体にとって大きな自信になると思う」
なお、アトマンは準決勝に進出したことで少なくとも賞金332,160ドル(約4,900万円)を手にする。
アトマンは準決勝で第1シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で第23シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を下しての勝ち上がり。
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