女子テニスの下部大会であるダンロップ スリクソン・ワールドチャレンジ(愛知県/豊田市、ハード、賞金総額7万5千ドル/優勝賞金約1万1千ドル)は22日、シングルス準決勝2試合、ダブルス決勝1試合、合計3試合が行われ、第2シードの
クルム伊達公子(日本)が第4シードのAS・メスタシュ(ベルギー)との準決勝で第1セットを2-6で落とした時点で途中棄権を申し入れたため、決勝進出とはならなかった。
この試合、第1セットだけで4度のダブルフォルトと2度のブレークを許したクルム伊達は、途中棄権で姿を消すこととなった。
クルム伊達の途中棄権で決勝進出となったメスタシュ
また、同日に行われたシングルス準決勝では、
青山修子(日本)が
T・タナスガーン(タイ)を6-1, 6-4のストレートで下し、決勝進出を決めた。
今大会で青山修子は、1回戦でNL・ハン(韓国)、2回戦で第8シードのYF・シュ(中国)、準々決勝で第3シードの
土居美咲(日本)、そして今回準決勝でタナスガーンを下して決勝進出となった。
ダブルス決勝では、第3シードの
穂積絵莉(日本)/
二宮真琴(日本)組が第1シードの青山修子/
波形純理(日本)組を6-3, 7-5のストレートで下し、タイトル獲得を果たした。
優勝した穂積/ 二宮組の二宮は、先日行われた橋本総業全日本テニス選手権の女子ダブルスとミックスダブルスで優勝を飾っている。
一方、敗れた青山/ 波形組の青山は、今大会のシングルスでも決勝進出を果たしており、単複で優勝を狙うも、ダブルスは準優勝となった。23日に行われるシングルス決勝で優勝を狙う。
(左から)準優勝の波形/青山組と優勝の二宮/穂積組
この日に行われた試合結果は以下の通り:
【シングルス準決勝】
○AS・メスタシュ
vs ●クルム伊達公子 2-6, 途中棄権
○青山修子
vs ●T・タナスガーン 6-1, 6-4
【ダブルス決勝】
○穂積絵莉/ 二宮真琴組(3)
vs ●青山修子/ 波形純理組(1) 6-3, 7-5
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