男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は14日、グループAの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-2, 6-2のストレートで下してグループAの成績を3勝0敗とし、予選1位で準決勝進出を決めた。
両者は今回が19度目の対戦となり、ジョコビッチはベルディヒとの対戦成績を17勝2敗とさらに大きくリードを広げた。
ベルディヒのサービスゲームから始まった第1セット、第1ゲームからブレークに成功したジョコビッチは、第3ゲームでもブレークに成功し、ゲームカウント3-0でリードする。ジョコビッチはベルディヒを左右に揺さぶる展開で試合を運び、ベルディヒを苦しめた。
第2セットでもジョコビッチの勢いは止まらず、第1・第3ゲームでブレークに成功。ベルディヒは自身のサービスゲームをキープするのがやっとだった。そしてジョコビッチが終始ベルディヒを圧倒し、勝利をものにした。
今回ベルディヒに勝利したことにより、ジョコビッチは2年ぶり3度目の年間王者が確定。ジョコビッチは、これまで2011年と2012年のシーズンを世界ランク1位で終えている。昨年は
R・ナダル(スペイン)が年間王者に輝いた。
3勝をあげてグループAの1位で予選突破したジョコビッチは、準決勝でグループBの2位で予選突破を果たした
錦織圭(日本)と対戦する。
《錦織 準決勝はジョコビッチと》ジョコビッチと準決勝で対戦するグループBの錦織は、アジア勢男子初となる最終戦出場となり、予選では世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)に敗れるも
A・マレー(英国)から初勝利をあげ、
M・ラオニチ(カナダ)の棄権で急遽選手変更となった
D・フェレール(スペイン)を逆転で下して2勝1敗とし、初出場で予選を2位で突破した。
錦織とジョコビッチの準決勝は、日本時間15日23時(現地時間15日14時)以降開始予定で第2試合に組まれている。
■関連記事■
・錦織 フェレール下す・錦織 4連勝で初の準決勝へ・フェデラー 完勝で準決勝へ・錦織 最終戦 準決勝進出の快挙・錦織 「最後は完璧なプレー」
■関連動画■ ・錦織圭vsチリッチ【バルセロナ・オープン・サバデル】・錦織圭vsバウティスタ=アグ【バルセロナ・オープン・サバデル】