男子テニスでグランドスラム6度の優勝を誇る世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が、ダイエット法についての本「Serve to Win」を全米オープン前に出版する事が決まった。本の内容は、ジョコビッチ自身の成功要因であるダイエット法について書かれており、栄養の摂取法やパフォーマンス向上のためのガイドとなっている。
以前ジョコビッチは、小麦などに含まれるグルテンが原因で起きるアレルギーにより、エネルギーが湧いてこない状態に陥ってしまっていた。
しかし、2010年の終わりにグルテンを摂取しない「グルテン・フリー」というダイエット法を始め、2011年の全豪オープンで大会2度目の優勝、その後数々のビッグトーナメントで優勝を飾る快進撃を続けた。
「正しい食事方法を見つける事。そして体が軽くなり、集中が出来る。僕の人生や生活が変わった。」
全豪オープン優勝後、ジョコビッチはウィンブルドンで大会初優勝を飾ると同時に、世界ランク1位の座を手にした。以降、王者の地位を確立したジョコビッチは、全米オープンと翌年2012年の全豪オープンでタイトルを獲得。
今年は、全豪オープンでオープン化以降初となる大会3連覇を達成、さらに大会4度目の優勝を飾った。全仏オープンでは準決勝で
R・ナダル(スペイン)に敗れキャリアグランドスラム達成を阻まれ、ウィンブルドンでは
A・マレー(英国)にスレートで敗れ2年ぶりの優勝とはならなかった。
これまでジョコビッチは、37大会でタイトルを獲得しており、キャリア通算508勝129敗としている。
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