- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【コラム】錦織圭、2セットダウンからの生還◇第5弾 2012激闘シリーズ その2

本日も2012年のテニス界「激闘シリーズ」をお届けします。今回は全豪オープン2回戦の錦織圭(日本)M・エブデン(オーストラリア)の試合です。

第24シードとして出場した錦織は、ランキング制度が始まって以来、日本男子としては史上初となるシード選手としてグランドスラムに臨んだ。1回戦はS・ロバート(フランス)にストレートで勝利し、試合後「勇気をもってプレーできればもっと上にいけると思う。」と、コメントしていた。

また、2011年終盤に上海マスターズでベスト4、スイス・インドアではN・ジョコビッチ(セルビア)を撃破しR・フェデラー(スイス)との決勝戦まで勝ち上がっていたため、錦織のテニスの調子は上向きだった。

2回戦は、地元オーストラリア勢で当時世界ランク94位のエブデン。フォア・バックともに安定したストロークを打つエブデンは、1回戦でJ・ソウザ(ブラジル)に6-3, 7-6 (7-1), 6-2のストレートで勝利し、初戦突破を果たしていた。

このエブデンに対し、錦織は思わぬ苦戦を強いられることになる。

第1セットで2度のブレークを奪われた錦織は、このセットを落としてしまう。しかし、第2セットではエブデンの凡ミスがわずか1本という完璧に近いテニスをされ、錦織は第1ゲームをサービスキープするのがやっとだった。結果、第1セットと第2セットを奪われた錦織は、窮地に立たされることになる。

この時のことについて錦織は「自分のミスもすごくあったけど、相手がとてもいいプレーをしていて、いくら自分が攻めてもいいディフェンスで切り返され、最初の2セットは普通に何もできなかった。」

2セットダウンに追い込まれた錦織。過去に錦織は2010年の全仏オープンでS・ヒラルド(コロンビア)に2セットダウンから大逆転したことがあった。しかし、その時とは状況が違い、第2セットをあっさり奪われたため、本来の勢いを取り戻せるかに不安があった。

そして、第3セットの第1ゲーム、エブデンにミスが出始め、その隙をついた錦織がパッシングショットを決めてブレークポイントを握る。その後、エブデンのダブルフォルトによりブレークに成功した錦織は、これで試合の流れを掴み始める。

第2ゲームでネットに出るなどエブデンにプレッシャーをかけ、さらにサーブ&ボレーなどでポイントを獲得した錦織はリズムに乗り、ゲームカウント2-0とする。その後、第4ゲームでブレークバックを許すも、第9ゲームで凡ミスが減りパッシングショットをなどを決めた錦織が再びブレーク。そして、第10ゲームのサービング・フォー・ザ・セットをサービスキープした錦織が1セットを奪い返した。

「第3セットは入る時から気持ちを切り替えて、ミスを減らした。ゲームをこなすごとに、少しずつ自分のテニスも良くなっていった。」と、錦織はコメントしていた。

第4セットから日本の応援団もさらに盛り上がりをみせ、それに応えるかのように錦織のプレーの質も上がっていく。以降、手がつけられない状態にまで復活した錦織は、第4セットと第5セットでエブデンにわずか2ゲームしか与えず、3時間1分でゲームセットとなった。

《「全豪オープン2回戦 錦織 vs エブデン戦」の過去記事はこちら》

敗れたエブデンは「錦織はレベルを上げてきて、第3セットからはほとんどリターンされてしまった。」と、試合後にコメントしていた。

2回戦突破を決めた錦織はその後、3回戦でJ・ベネトー(フランス)、4回戦では当時世界ランク6位のJW・ツォンガ(フランス)に勝利し、全豪オープンでオープン化以降初の快挙となるベスト8へ進出することとなった。

《「全豪オープン3回戦 錦織 vs ベネトー戦」の過去記事はこちら》

《「全豪オープン4回戦 錦織 vs ツォンガ戦」の過去記事はこちら》

《「全豪オープン準々決勝 錦織 vs マレー戦」の過去記事はこちら》

【明日12月12日(水)は、今年の全仏オープン激闘シリーズをお届けします】

■過去のコラムはコチラ■
《「王者ジョコビッチの意地◇第5弾 2012激闘シリーズ その1」はこちら》

《「フェデラーを脅かし、クレイステルスを破った若手達◇第4弾 2012新星選手シリーズ その1」はこちら》

《「ナダルを打ちのめした恐ろしい男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その2」はこちら》

《「これぞ「快進撃」と言わしめた男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その3」はこちら》

《「フェデラー、王者奪還なるか◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その1」はこちら》

《「フェデラーに神が降りる◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー「グランドスラムで優勝したくらいの感情」◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その3」はこちら》

《「フェデラー、勢い止められずタイトル逃す◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その4」はこちら》

《「貴公子フェレーロ、やっと手にしたビッグタイトル◇第2弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「完璧主義者のフェレーロ、最後は涙のフィナーレ◇第2弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「ロディック、ギルバートと手を組み栄冠◇第1弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「ロディックに「フェデラー」という壁が立ちはだかる◇第1弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー最大の被害者となったロディック「自分がどう感じるかが重要」◇第1弾 2012引退シリーズ その3」はこちら》

(2012年12月11日18時22分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

4月20日

大坂なおみ以来の珍記録 (11時47分)

無敗記録を継続 3連覇へ前進 (10時34分)

世界3位撃破「信じられない結末」 (9時11分)

大苦戦チチパス、逆転勝ちで4強 (8時06分)

4月19日

ズベレフ 世界106位に敗れ4強逃す (22時55分)

先月負傷のマレー 練習再開 (21時19分)

ルバキナ 接戦制しクレー初戦白星 (18時58分)

西岡良仁、世界40位とバスケ対決 (17時58分)

わずか48分、母国大会で圧勝し8強 (17時13分)

弧を描く“バナナショット”披露 (15時34分)

世界1位 今季クレー初戦白星で8強へ (14時32分)

フェデラーも協力 新作テニスゲーム (13時53分)

島袋将 元世界31位ハリスに敗北 (12時21分)

【1ポイント速報】島袋将vsハリス (10時53分)

17歳フォンセカ、ツアー2度目の8強へ (10時16分)

デミノー撃破の19歳フィスが8強へ (8時35分)

ダニエル太郎 オジェに屈し8強ならず (7時19分)

4月18日

通算200勝達成「知らなかった」 (22時05分)

日比野菜緒ペア 不戦勝で4強 (21時02分)

ナダル 全仏OPに覚悟「命を懸ける」 (19時18分)

試合後に気持ち溢れ号泣 (17時34分)

大坂なおみ撃破「対戦できて光栄」 (15時53分)

NEW ERAコラボ第3弾があたるプレゼント企画実施中 (15時28分)

島袋将 チャレンジャー大会8強へ (14時19分)

【1ポイント速報】島袋将vsホン (12時33分)

錦織、全仏&全米の新作ウエア発表 (12時25分)

東レPPO 毎トー優勝者に予選WC付与決定 (12時04分)

ナダルに勝利「一生に一度のチャンス」 (11時01分)

36歳バウティスタ=アグ 400勝に到達 (8時58分)

ナダル敗退「このコートに別れを告げることができた」 (7時37分)

ナダル 世界11位に敗れ16強ならず (1時10分)

4月17日

【1ポイント速報】ナダルvsデミノー (23時04分)

大坂なおみ 2年ぶりクレーは黒星 (23時03分)

【1ポイント速報】大坂なおみ クレー初戦 (22時12分)

ナダル 2年ぶりクレーで若手粉砕! (22時02分)

日比野菜緒 今季クレー初戦は黒星 (19時45分)

【1ポイント速報】日比野菜緒 ルーアン1回戦 (18時52分)

大坂なおみ 今大会は”本気度”の表れ (18時44分)

錦織圭 5月上旬大会に出場へ (15時28分)

MP凌いだオジェ初戦突破、次戦はダニエル (14時06分)

37歳ナダル 復帰は「成長するチャンス」 (11時08分)

ナカシマ、ルブレフ撃破で16強 (8時32分)

ナダル 3ヵ月ぶり復帰戦で勝利 (6時50分)

錦織圭ら全仏OP出場予定選手一覧 (0時55分)

大坂なおみら全仏OP出場予定選手 (0時42分)

【動画】ナダルvsデミノー 2回戦のハイライト (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!