- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

【コラム】これぞ「快進撃」と言わしめた男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その3

男子テニスで、UPSETS OF THE YEAR(年間番狂わせ試合)2位にBNPパリバ・マスターズ3回戦でA・マレー(英国)J・ヤノヴィッツ(ポーランド)に敗れた試合が選出された。本日も今年に入り世界に名を広めた選手として、マレーを破ったヤノヴィッツに焦点を当ててご紹介します。

当時、世界ランク69位だったJ・ヤノヴィッツは、マスターズ1000大会であるBNPパリバ・マスターズに予選から出場、D・ツルスノフ(ロシア)F・セラ(フランス)に勝利し本戦出場を決めた。

本戦では、1回戦で当時世界ランク19位だったP・コールシュライバー(ドイツ)、2回戦では同15位のM・チリッチ(クロアチア)の格上選手にそれぞれストレートで勝利し、3回戦進出した。

3回戦で待っていたのは、ロンドンオリンピックでシングルス金メダル、L・ロブソン(英国)とのミックスダブルスでは銀メダル、さらに全米オープンでは悲願のグランドスラムタイトルを獲得したA・マレーだった。

この試合、世界ランク3位のマレーが第1セットを奪い、第2セットの第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。そして、マレーが40-30とマッチポイントを握り、だれもが「マレー勝利」と、頭をよぎった。

しかし、このゲームだけでフォアハンドの凡ミスを3本犯したマレーの隙をついたヤノヴィッツが驚異的な粘りをみせ、土壇場でブレークバックに成功する。その後、タイブレークの末に第2セットを奪い、手がつけられない状態になったヤノヴィッツ。勝敗がかかった第3セットをゲームカウント6-2で奪いゲームセット。勝利の瞬間、ヤノヴィッツは嬉しさのあまり両手で顔を覆い、コートに倒れ込んだ。

《「ヤノヴィッツ vs マレー戦」はこちら》

以降もヤノヴィッツの勢いは衰えずJ・ティプサレビッチ(セルビア)G・シモン(フランス)の強敵に勝利し、今季絶好調のD・フェレール(スペイン)が待つ決勝の舞台へ駒を進めた。

《「ヤノヴィッツ vs ティプサレビッチ戦」はこちら》

《「ヤノヴィッツ vs シモン戦」はこちら》

ティプサレビッチとの試合後にヤノヴィッツは「僕の人生に何が起こっているのかを説明するのは簡単なことではないね。魔法にかけられたみたいだよ。」と、語った。

また、これまで大きなスポンサーがついていなかったことについては「この勝利でスポンサーがついてくれるといいね。今年の全豪オープンはお金がないだけの理由で参加できなかったからね。」ともコメントしていた。

決勝戦、ヤノヴィッツは203cmからの強烈なサーブとフォア・バックともに強力なショットを打ち続けるも、世界ランク5位フェレールにことごとく返球され、結果ストレートで敗れてしまう。

予選から出場し、決勝までの快進撃について「今回の快進撃を誇りに思っている。信じられない1週間だった。」と、語った。

この活躍でヤノヴィッツは、今年221位でスタートさせた世界ランキングを26位にまでジャンプアップさせて、今シーズンを終えた。

この調子を維持するとN・ジョコビッチ(セルビア)R・フェデラー(スイス)などのトップ選手を脅かす存在になることは間違いないだろう。

【明日12月10日(月)からは、今年の全豪オープン激闘シリーズをお届けします】

■過去のコラムはコチラ■
《「フェデラーを脅かし、クレイステルスを破った若手達◇第4弾 2012新星選手シリーズ その1」はこちら》

《「ナダルを打ちのめした恐ろしい男◇第4弾 2012新星選手シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー、王者奪還なるか◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その1」はこちら》

《「フェデラーに神が降りる◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー「グランドスラムで優勝したくらいの感情」◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その3」はこちら》

《「フェデラー、勢い止められずタイトル逃す◇第3弾 2012フェデラーシリーズ その4」はこちら》

《「貴公子フェレーロ、やっと手にしたビッグタイトル◇第2弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「完璧主義者のフェレーロ、最後は涙のフィナーレ◇第2弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「ロディック、ギルバートと手を組み栄冠◇第1弾 2012引退シリーズ その1」はこちら》

《「ロディックに「フェデラー」という壁が立ちはだかる◇第1弾 2012引退シリーズ その2」はこちら》

《「フェデラー最大の被害者となったロディック「自分がどう感じるかが重要」◇第1弾 2012引退シリーズ その3」はこちら》

(2012年12月9日14時42分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

11月25日

20歳以下最終戦 出場4選手決定 (21時40分)

錦織圭は107位 25日付日本勢世界ランク (19時43分)

【YouTube】駅徒歩4分 プライベート空間インドアコートでテニス365イベントレッスン in 武蔵野テニスシティー (19時02分)

中川直樹 ストレート勝ちで初戦突破 (18時32分)

日本勢3名が予選勝利し本戦入り (16時04分)

前週V伊藤あおい 日本勢3番手に浮上 (15時22分)

デ杯連覇のイタリア「大きなチーム」 (14時03分)

37歳フォニーニが今季初V (12時23分)

男女ともイタリア勢が席巻の1年に (11時00分)

内山靖崇、今季終了 CH2勝にツアー8強の1年 (9時17分)

デ杯 イタリアが連覇達成 (7時47分)

11月24日

垣根を超えるテニスイベント開催 (19時01分)

伊藤あおい ITFツアー今季3度目V (17時57分)

清水悠太 待望V「準優勝しすぎて…」 (17時19分)

清水悠太 逆転勝ちで悲願の初V (15時33分)

【1ポイント速報】清水悠太vsトゥ 決勝戦 (13時38分)

本田/眞田の10代ペア 決勝進出ならず (13時09分)

ジョコのコーチにマレー「本当?!」 (11時38分)

西岡良仁ら 日本勢11名出場 (9時15分)

イタリア 国別対抗戦デ杯2連覇王手 (8時02分)

ジョビッチのコーチにマレー就任 (5時54分)

11月23日

清水悠太 2年連続慶應チャレンジャー決勝へ (16時53分)

【1ポイント速報】清水悠太 横浜慶應チャレンジャー準決勝 (15時23分)

伊藤あおい 高崎OPでV王手 (14時56分)

SBCドリームテニスFinalに西岡参戦 (14時23分)

清水悠太、坂本怜下し4強 (13時03分)

45歳以上国別対抗戦、日本が準V (11時56分)

元複1位が38歳で引退決断 (9時28分)

オランダ 104年の歴史で初の決勝へ (8時15分)

11月22日

伊藤あおい 4強入り、1日3試合戦う (20時20分)

清水悠太 日本人対決制し8強 (17時29分)

デビスカップ 4強出揃う (16時11分)

モヤ綴るナダル「感謝と労い」 (15時17分)

坂本怜 10代対決制し初の8強入り (14時12分)

【1ポイント速報】慶應チャレンジャー2回戦 (13時57分)

望月慎太郎 ストレート負けで8強ならず (12時11分)

45歳以上国別対抗戦 日本男子がV王手 (9時52分)

“鉄板”シナーで2連勝 連覇狙う伊4強 (8時21分)

米を下した豪 3年連続デ杯4強へ (7時31分)

【動画】37歳のベテラン フォニーニ、チャレンジャー大会8勝目の瞬間 (0時00分)

【動画】イタリア デビスカップ連覇の瞬間 (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!