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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会4日目の19日、男子シングルス2回戦が行われ、第24シードの錦織圭(日本)が地元勢のM・エブデン(オーストラリア)に3-6, 1-6, 6-4, 6-1, 6-1の逆転で勝利、2年連続となる3回戦進出を果たした。
1回戦では「理想のテニス」ができていた錦織であったが、この日は序盤からミスが先行してしまう苦しい展開に。しかし、接戦で第3セットを奪取した以降は、ミスの少ない堅実なプレーでエブデンを圧倒した。
22歳の錦織がグランドスラムで2セットダウンから逆転するのは、2010年の全仏オープン1回戦以来2度目のこととなる。
ホームの大声援に後押しを受けるエブデンは、第1セット第4ゲームと第6ゲームでブレークに成功すると、そのまま錦織を押し切りセットを先取する。
試合序盤について錦織は「彼はとても良いスタートを切っていました。こちらがミスをしていたのに対し、ボールを返してきました。」と振り返っている。
第2セットに入ると試合は完全にエブデンのペースとなり、第2ゲームから一気に6ゲームを連取する。このセットでエブデンが犯した凡ミスは、わずか1本だった。
このままエブデンがストレートで勝つかと思われたが、第3セットに入ると状況が一変する。
オープニングゲームでブレークに成功した錦織は、その後の第4ゲームでエブデンにブレークバックを許したものの、しり上がりに調子を上げていき、第9ゲームで再びブレークに成功、そのままセットを奪取する。
「第3セットと第4セットは、ミスを少なくして、もっと積極的にプレーしようとしていました。」と錦織。
そうなると試合の流れは一気に錦織へ。ホームであるエブデンの応援団が静かになっていくのと対照的に、日本人の観客からの声援が盛り上がる中、錦織は終盤の2セットだけで5度のブレークを奪い、エブデンを圧倒した。
2年連続で3回戦進出となった錦織は、第12シードのG・シモン(フランス)とJ・ベネトー(フランス)の勝者と対戦する。
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