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フェデラー気を引き締めるも、フィッシュは無念◇全米オープン

テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会8日目の3日、男子シングルス4回戦を行い、世界ランク1位で第1シードのR・フェデラー(スイス)が第23シードのM・フィッシュ(アメリカ)と対戦する予定だった。しかし、フィッシュが体調不良を理由に大会を去る事を表明し、フェデラーはコートに立つ事なく不戦勝でベスト8入りとなった。

現在30歳のフィッシュは、2010年シーズンの後半から好調を維持し、昨年4月に自身初となるトップ10入りに成功すると、8月には自己最高位である7位を記録していた。

しかし、今季は心臓疾患である不整脈が見つかり手術を受けるなど、3月のマイアミでのマスターズ1000大会から6月終りに開催されたウィンブルドンまで治療に専念していた。

「こうして全米オープンを棄権する事は本当に残念でならない。これは医師からの助言の元、予防措置としての事で、もちろん個人的には全く持って不本意でならないが仕方のない事。この夏は良いプレーも出来たし、また秋のシーズンで復帰出来る事を楽しみにしている。」とフィッシュは、棄権を強いられた経緯と悔しさをコメントしていた。

詳しい病状などは明かされていないが、試合続行を医師から止められての決断だった。

両者の対戦成績はこれまでフェデラーの7勝1敗で、フィッシュが唯一勝利したのは2008年インディアンウェルズでのマスターズ1000大会準決勝で飾ったもので、それ以外は全てフェデラーに軍配が上がっていた。

このため、フェデラーは労せずベスト8入りとなった。「マディ(フィッシュ)の欠場は残念でならない。一日も早い回復を願う。すぐにまたツアーで彼のプレーが見られる事を祈っているよ。」と、フェデラーはフィッシュを気遣っていた。

準々決勝でフェデラーは、第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。この日ベルディフは、第11シードのN・アルマグロ(スペイン)を7-6 (7-4), 6-4, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

そのベルディフとの対戦についてフェデラーは「彼との対戦は厳しいものになるはずさ。これまでも何度も対戦してきた。そして常に厳しい試合を強いられたんだ。これまでの様に良いサーブを打って、しっかりポイントを決めなければならない。」とベルディフ戦へ気を引き締めていた。

これまで両者の対戦成績はフェデラーの11勝4敗で、最後に対戦したのが今年5月のマドリッドでのマスターズ1000大会の決勝戦で、その時は逆転でフェデラーが勝利を飾っていた。

この日行われた試合結果は以下の通り。

R・フェデラー (1) ○-× M・フィッシュ (23), (不戦勝)
A・マレー(英国) (3) ○-× M・ラオニチ(カナダ) (15), 6-4, 6-4, 6-2
T・ベルディフ (6) ○-× N・アルマグロ (11), 7-6 (7-4), 6-4, 6-1
M・チリッチ(クロアチア) (12) ○-× M・クリザン(スロバキア), 7-5, 6-4, 6-0

(翻訳/弓削忠則)

(2012年9月4日13時43分)

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