HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスツアーのマスターズ・シリーズ、W&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額282万5280ドル、ハード)は15日、シングルス2回戦残り14試合が行われ、第14シードの錦織圭(日本)が主催者推薦のJ・ブレークに2-6, 6-4, 6-4の逆転で下し、ベスト16入りを決めた。
世界ランク18位の錦織は、第1セットで2度あったブレークチャンスを活かす事が出来ず、逆に2度のブレークを許し、あっさりこのセットを失ってしまう。
第2セットも出だしでいきなりブレークを奪われた錦織は、ゲームカウント0-2とリードを許す。しかし着実に実力を付けている錦織は、その後ブレークバックに成功。終盤で2度目のブレークを奪い、セットカウント1-1、勝負の行方は第3セットへ。
勝敗を決める第3セットでは、ファーストサーブが38パーセントしか入らないブレークの隙を突いた錦織が、セカンドサーブを攻撃的なリターンで返球し、このセットも2度のブレークに成功、1時間37分の逆転で勝利した。錦織はブレークとの対戦成績を3勝1敗へと伸ばした。
両者の初めての対戦は、錦織が2008年に若干18歳でツアー初優勝を飾ったデルレイビーチ国際テニス選手権の決勝戦だった。当時、錦織が世界ランク244位でブレークが12位。同年、ヒューストンのクレー大会で2度目の対戦となり、その時はブレークがリベンジを果たした。前回の対戦は昨年のデルレイビーチで再戦し、錦織がストレートでブレークを下していた。
錦織はベスト8進出をかけて、D・フェレール(スペイン)を6-4, 6-1で下したS・ワウリンカ(スイス)と3回戦で顔を合わせる。
この日ワウリンカは第1セット、ゲームカウント4-4の第9ゲーム、フェレールから初めてブレークを奪うと次のサービスゲームをしっかりキープして、セットを奪った。第2セットも第1ゲーム、第5ゲームでブレークに成功したワウリンカは、ゲームカウント5-1、フェレールのサービスゲームで15-40とマッチポイントを握った。
最初のマッチポイントを何とかしのぎ、反撃の糸口を見出したいフェレールだったが、続く2度目のマッチポイントをしのぐ事が出来ずゲームセット。わずか72分の快勝でワウリンカが、2006年以来となる今大会での3回戦進出を決めた。
この日の試合結果は以下の通り。
R・フェデラー(スイス) (1) ○-× A・ボゴモロフJR(ロシア), 6-3, 6-2
N・ジョコビッチ(セルビア) (2) ○-× A・セッピ(イタリア), 7-6 (7-4), 6-2
A・マレー(英国) (3) ○-× S・クエリー(アメリカ), 6-2, 6-4
S・ワウリンカ ○-× D・フェレール (4), 6-4, 6-1
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (6) ○-× T・ハース(ドイツ), 7-5, 6-2
P・アンジャー ○-× J・ティプサレビッチ(セルビア) (7), 6-4, 4-1, 途中棄権
R・シュティエパネック(チェコ共和国) ○-× J・モナコ(アルゼンチン) (8), 7-6 (7-2), 6-1
M・フィッシュ(アメリカ) (10) ○-× C・ベルロク(アルゼンチン), 6-3, 6-1
M・チリッチ(クロアチア) (12) ○-× J・レヴィン(アメリカ), 7-5, 7-6 (8-6)
錦織圭 (14) ○-× J・ブレーク, 2-6, 6-4, 6-4
V・トロイキ(セルビア) ○-× L・ヒューイット(オーストラリア), 6-2, 6-0
J・シャーディ(フランス) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 6-4, 6-3
N・ダビデンコ(ロシア) ○-× F・マイヤー(ドイツ), 6-3, 6-3
M・ラオニチ(カナダ) ○-× M・バグダティス(キプロス), 6-7 (6-8), 6-3, 6-4
今大会の優勝賞金は53万5600ドル。
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.