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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会14日目の11日、女子シングルス決勝が行われ、第9シードのS・ストザー(オーストラリア)が第28シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)に6-2, 6-3のストレートで勝利、自身初となるグランドスラム優勝を成し遂げた。
27歳のストザーは昨年の全仏オープンでも決勝に進出していたが、その時はF・スキアボーネ(イタリア)の前に準優勝に終わっていた。
第1セット第3ゲームでブレークに成功したストザーは、第7ゲームでもブレークに成功すると、このセットではブレークピンチにすら直面することなくサービスゲームをキープ、今大会ここまでセットを失っていなかったセリーナから第1セットを先取する。
勢いに乗るストザーは、第2セットのオープニングゲームでも15-40と2本のブレークチャンスを迎える。この場面でセリーナは、1本目のピンチをサービスエースで切り抜けると、2本目ではフォアハンドのウィナーを決めたかに思われた。しかし、ポイントが決まる前に声を上げてしまったセリーナに対し、主審が警告すると納得いかないセリーナはさらに抗議、この行為にバイオレーションが適応されポイントはストザーのものとなり、ストザーがブレークに成功する。
この判定にファンも納得できず、一時会場はブーイングで包まれるという異様な雰囲気となる。会場の後押しを受けたセリーナは、続く第2ゲームでブレークバックに成功する。
第3ゲームをサービスキープしてゲームカウント2-1としたセリーナは、第4ゲームで15-40と2本のブレークチャンスを迎える。しかし、このピンチを跳ね返したストザーがキープに成功すると、第7ゲームでこの日4度目のブレークに成功し4-3とリードを奪う。
そして迎えた第9ゲーム、セリーナのサービスゲームでストザーが15-40と2本のチャンピオンシップポイントを迎えると、セリーナはスマッシュで1本目をしのぎ、2本目はストザーがフォアハンドをミス、デュースとなる。
セリーナに追いつかれたストザーであったが、フォアハンドのウィナーで3本目のマッチポイントのチャンスを自らの手で引き寄せると、最後はフォアハンドの逆クロスでリターンエースを決め、オープン化以降40人目となるグランドスラム制覇を成し遂げた。
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