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ジョコビッチがフェデラーに逆転勝利◇USオープン

テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会13日目の10日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が2本のマッチポイントのピンチを跳ね返し、第3シードのR・フェデラー(スイス)に6-7 (7-9), 4-6, 6-3, 6-2, 7-5の逆転で勝利、2年連続となる決勝進出を果たした。

今季の戦績を63勝2敗としたジョコビッチは「間違いなく、今年で最高の勝利です。あの状況から、キャリアでも最高の勝利となりました。ロジャーは良いプレーをしていました。僕はギアを上げて、もっと良いプレーで3セットを奪えました。」と、逆転勝利の喜びを語っている。

今季3度目となるグランドスラム決勝に勝ち上がったジョコビッチは、第2シードのR・ナダル(スペイン)と第4シードのA・マレー(英国)の勝者をタイトルを争う。

序盤2セットをフェデラーに奪われ、もう後がなくなったジョコビッチは第3セット第2ゲームでブレークに成功してセットを奪い返すと、第4セットでは2度のブレークに成功、2セットオールに追いつく。

ファイナルセット序盤はお互いにサービスキープという展開で迎えた第8ゲーム、ジョコビッチがダブルフォルトなどでブレークチャンスをフェデラーに献上すると、このチャンスをしっかりと生かしたフェデラーが5-3とリードを奪う。

そして第9ゲーム、ここをキープすれば勝利となるフェデラーは立て続けにサーブでポイントを奪い、40-15とマッチポイントのチャンスを握る。通算24度目となるグランドスラム決勝進出も目前と思われたフェデラーであったが、ここからジョコビッチがハイリスクな攻めでことごとくポイントを奪う。

「インだったなら、インだったということ。」とジョコビッチ。「それはリスクです。昨年も似たようなシチュエーションでした。彼に2本のマッチポイントがあって、できるだけ強くフォアハンドを叩きました。ギャンブルのようなものです。アウトになったら負けです。入ったならチャンスが生まれます。今日はラッキーでした。」

この土壇場でブレークバックに成功したジョコビッチは勢いに乗ると4ゲームを連取、逆転に成功した。

昨年に続きマッチポイントを握りながら逆転を許したフェデラーは、ジョコビッチは何も失うもののない状態からベストパフォーマンスを発揮する選手と評している。

「ああいった選手に負けるのは、とても残念なことだよ。彼はある意味で試合を諦めていたのだから。」とフェデラー。「最後はラッキーショットを決められて、負けてしまうんだ。」

今季は2敗しかしていないジョコビッチであるが、そのうちの1敗は全仏オープン準決勝でフェデラーに喫したものであり、この日の勝利でそのリベンジを果たしたことにもなる。

対するフェデラーは、2002年以来となるグランドスラム無冠でシーズンを終えることとなった。

(2011年9月11日9時37分)

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