女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は15日、シングルス準決勝が行われ、第6シードの
J・パオリーニ(イタリア)が世界ランク42位の
P・スターンズ(アメリカ)を7-5, 6-1のストレートで下し、自身初の決勝進出を果たした。また、同大会でイタリア勢女子が決勝に進出するのは、オープン化以降では史上3人目の快挙となった。
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L・サン(ニュージーランド)、3回戦で第27シードの
O・ジャバー(チュニジア)、4回戦で第17シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、そして準々決勝では第13シードの
D・シュナイデルを6-7 (1-7), 6-4, 6-2の激闘の末に逆転で破り、初のベスト4進出を果たした。
一方、同大会初出場の23歳のスターンズは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク183位のN・ブランシェット(イタリア)、2回戦で第28シードの
A・カリンスカヤ、3回戦で第5シードの
M・キーズ(アメリカ)、4回戦で同48位の
大坂なおみ、準々決勝で第16シードの
E・スビトリナ(ウクライナ)を6-2, 4-6, 7-6 (7-4)のフルセットの死闘の末に下し4強入りを決めた。
準決勝の第1セット、パオリーニは第2ゲームでブレークを奪われ0-3とリードを許す。第4ゲームでは2度のブレークポイントを凌ぎキープに成功したパオリーニは第7ゲームでブレークバックに成功するも、直後のサービスゲームを落とし3-5に。それでもパオリーニは第9ゲーム、セットポイントを握られた場面でドロップショットを決め再びブレークを返すと、続く第10ゲームでは2度目のセットポイントを凌いでキープに成功。これで流れを掴んだパオリーニは第11ゲームで3度目のブレークを奪い、サービング・フォー・ザ・セットをものにし先行する。
第2セットに入ってもパオリーニの勢いは衰えず、安定したプレーでスターンズから多くのミスを引き出し3度のブレークに成功。第2ゲームから一気に6ゲームを連取して1時間39分で勝利を収めた。
また、同大会で決勝に進出するのはオープン化以降、イタリア勢では1985年に優勝を果たしたR・レジ(イタリア)、2014年に準優勝を飾った世界ランク177位の
S・エラーニ(イタリア)に次ぎ、史上3人目の快挙となった。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはパオリーニのコメントが掲載されている。
「去年は素晴らしい年だった。それが自信になっている。今年はまた別の年。経験もあるけど、全く違うストーリーだと思ってやっているの」
勝利したパオリーニは決勝で第4シードの
C・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは準決勝で第8シードの
ジェン・チンウェン(中国)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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