男子テニスで世界ランク74位の
西岡良仁は24日に自身のSNSを更新し、男子プロテニス協会が主催するATPツアーに対して不満を述べた。
>>錦織 圭vsシャポバロフ 1ポイント速報<<>>錦織 圭、ジョコビッチら マドリッドOP組合せ<<>>内島 萌夏、サバレンカら マドリッドOP組合せ<<29歳の西岡はこの日、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)の1回戦に出場予定だったが、試合直前に肩の負傷によって棄権を余儀なくされた。
西岡は2月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)後に肩の負傷のためツアーを離脱。先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で1度復帰したが、1回戦途中で再び負傷により棄権していた。
今大会が約1ヵ月ぶりの復帰戦となる予定だったが復帰は叶わなかった。
西岡は自身のXを更新し、棄権の理由について説明した。
「残念ですが、肩の調子がまた悪くなりもう1度検査をしに日本に戻ります。練習もできておりましたが2日前選手と練習した際にまた痛みが出てきてしまいました。復帰の時期はまだ分かりませんが、日本に帰って検査をして行きます」
西岡は続けてツアー大会に対する不満を語った。
【西岡の投稿全文】
テニスは19大会分の加算でランキングを競うけど、マスターズなど絶対に出ないといけない大会が存在して、如何なる理由も辞める事は許されない。仮に辞めたらペナルティが発生して、0点を1大会分加算される。これは1年間取り除くことができなくて結果18大会に落ちる。
仮に3ヶ月以上休めば取り除けるルールも存在するが、そうじゃない選手は0点のまま。という事で僕は既にインディアンウェルズ辞めてるので1大会0.そして今回も0.仮病などで辞める選手を咎める理由ぽいですが本当の怪我の選手にとってはペナルティでしかない。
どうしても出ることができない証明が出来るなら取り除けるルールを作らないと選手に年間11ヶ月も大会を強制してるのに、怪我したらペナルティは流石に重すぎる。ただでさえ怪我したら収入が無くなるのに。今まさにPTPAが戦ってるけどマジで流石にブラックすぎるだろこれは…※
今回は辞めてしまったけど正直言って今大会も棄権しても良いから出るべきだった。200万円ほどの経費を使って渡航して怪我で大会出れないからペナルティは流石にきつい。しかも賞金も貰えるかどうかはわからないってそれ金無駄に使ってるだけやん…アジアから飛ぶのと近場からじゃ経費の額違うんよ。
ここに来る為に、チームの飛行機代、ホテル代経費全て入れて200万近くかかってる。試合出る為に準備して怪我をしたのは俺のせいだが、賞金を取る為だけに来るなら1人で来る。ATPルールで30日以上前の大会から経過した場合賞金すら貰えないらしい。今34日目。
経費サポートはゼロで大会は11ヶ月間。その間にマスターズと四大大会はマスト出場、出ないなら理由関係なくペナルティ。今回の俺は全てのルールに対して悪いように働いて、高い金払ってペナルティを受けに来ただけ。バカみたいやないか流石に。誰がこんな事したいんや。ルールとして終わってるわ。
※PTPA(プロテニス選手協会)は現在、テニス選手の権利、健康、安全を優先し、他競技のプロ選手と同じような保護と機会を確実に受けられる公正で透明なシステムを求め、ATPを含めたテニスの統括団体に対し訴訟を起こしている。
その主張内容1つとして「プロテニスのシーズンは年間11ヵ月に及ぶため、選手が休息して回復する余裕はほとんどない。この持続不可能なスケジュールで、選手は6大陸にまたがる何十ものトーナメントに参加するために、自費で遠征し、移動を自分でしなければならない。家族と過ごしたり、怪我から回復したりするには、生計を立て、ランキングポイントを獲得する機会を放棄する必要がある」ことの是正が含まれている。
>>選手協会が訴訟、統括団体と全面対立<<
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