男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は日本時間19日(現地18日)、シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)は第3シードの
C・アルカラス(スペイン)に6-7 (5-7), 1-6のストレートで敗れ準優勝となった。シナーは試合後に「全てにおいて想像以上だった」と語った。
>>PR 5/25(日)開幕「全仏オープンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>シナーvsアルカラス 1ポイント速報・結果<<>>シナー、アルカラスら BNLイタリア国際 組合せ<<>>錦織 圭vsティエン 1ポイント速報<<23歳で世界ランク1位のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝。しかし2月、昨年3月に禁止薬物クロステボルが検出されたことにより、2月9日から5月4日まで約3ヵ月の出場停止処分が決定した。
そのシナーは出場停止処分を終え、母国イタリアで開催される今大会から復帰。シナーが同大会に出場するのは2年ぶり6度目で、最高成績は2022年のベスト8となっていた。
約4ヵ月ぶりに復帰したシナーは今大会、初戦の2回戦で世界ランク99位の
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)、3回戦で同93位の
J・デ・ヨング(オランダ)、4回戦で第17シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)、準々決勝で第6シードの
C・ルード(ノルウェー)、準決勝では第11シードの
T・ポール(アメリカ)を下し決勝へ駒を進めた。
22歳で世界ランク3位のアルカラスとのライバル対決となった決勝戦では、第1セットで両者ともに質の高いプレーでキープを重ねタイブレークに入ると、シナーは5-7でタイブレークを奪われ先行される。続く第2セットでも、シナーは第2ゲーム・第4ゲームでブレークを許し、相手のサービスゲームではブレークのチャンスを掴むことができず1時間43分で敗退し準優勝となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載している。
「第1セットは流れを変えてしまうほどの展開だった。でも全体的には、この大会にとても満足している」
「パリでも良いテニスができる自信がついた、どんな結果が出るか楽しみだ」
「3ヵ月ぶりにここに来て、この結果を出すことができたのは、僕にとってもチームにとっても大きな意味があった。ここに来るために、僕たちはたくさんの努力を重ねてきた」
「ここイタリア、ローマでプレーするのは本当に特別なこと」
「みんなが小さな子供のように温かく迎えてくれる。応援は素晴らしかった。パリで良い成績を残したいなら、今日見たように改善すべき点がいくつかあるのは確かだ」
「ある意味、全てにおいて想像以上だった。(優勝できなかったが)ある意味良い結果だった。僕にとって素晴らしい1週間だった。信じられないほど良い試合もあれば、もっと良くできた試合もあった。でも、これがテニス。浮き沈みの激しいものなんだ」
母国でツアー大会20度目の制覇を狙ったがあと一歩及ばず、準優勝となったシナーは、昨年から続くマッチ連勝記録も26で途絶えた。
一方、優勝したアルカラスはツアー大会19度目のタイトル獲得を果たした。
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