男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第6シードの
C・ルード(ノルウェー)に6-0, 6-1のストレートで圧勝し、初のベスト4進出を果たした。
>>シナー、アルカラスら BNLイタリア国際 組合せ<<>>ガウフ、パオリーニら BNLイタリア国際組合せ<<23歳で世界ランク1位ののシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝。しかし2月、昨年3月に禁止薬物クロステボルが検出されたことにより、2月9日から5月4日まで約3ヵ月の出場停止処分が決定した。
そのシナーは出場停止処分を終え、母国イタリアで開催される今大会から復帰。シナーが同大会に出場するのは2年ぶり6度目で、最高成績は2022年のベスト8となっている。今大会は初戦の2回戦で世界ランク99位の
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)、3回戦で同93位の
J・デ・ヨング(オランダ)、4回戦で第17シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)を下し準々決勝へ駒を進めた。
一方、今月行われたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で優勝した 世界ランク7位のルードは今大会、4回戦で同66位の
J・ムナル(スペイン)を下しての勝ち上がり。
準々決勝の第1セット、シナーは第1ゲームで相手にポイントを与えずにブレークを奪うと、第3ゲーム・第5ゲームも連続でブレークに成功し6-0で先行する。
第2セットに入ってもシナーの勢いは止まらず、第1ゲームでブレークに成功。第3ゲームはキープされたものの、その後も2度ブレークを奪い、自身のサービスゲームではブレークポイントを握られることなく、1時間4分の衝撃的な圧勝劇でベスト4進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載している。
「今日の試合は僕にとって素晴らしいものだった」
「素晴らしいパフォーマンスだった。とても嬉しい。でも、状況はすぐに変わるものだ。毎日違う。明日は違う相手だ」
勝利したシナーは、準決勝で第11シードの
T・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは準々決勝で第30シードの
H・フルカチュ(ポーランド)をストレートで下しての勝ち上がり。
【テニス365チャンネル】ボレーが安定!秘密兵器を忖度無し検証
■関連ニュース
・錦織 圭ら 全仏OP出場選手一覧・錦織 圭 アジア勢初の450勝達成・ジョコ「プレー続ける理由は…」■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング