男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
C・ルード(ノルウェー)は第1シードの
J・シナー(イタリア)に0-6, 1-6のストレートで敗れ、準々決勝敗退となった。1ゲームしか取れず圧倒されたルードは「これはもう異次元の試合だと思った」と語った。
>>PR 5/25(日)開幕「全仏オープンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>シナー、アルカラスら BNLイタリア国際 組合せ<<>>ガウフ、パオリーニら BNLイタリア国際組合せ<<26歳で世界ランク7位のルードは、同大会4年連続6度目の出場。最高成績は、2020年・2022年・2023年のベスト4。
ルードは今月行われたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で自身初の「ATPマスターズ1000」制覇を達成し勢いをつけ今大会に臨んでいた。今大会は初戦の2回戦で世界ランク76位の
A・ブブリク(カザフスタン)を下すと、3回戦では第29シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)の途中棄権により16強入り。4回戦では同66位の
J・ムナル(スペイン)を下し準々決勝に駒を進めた。
世界ランク1位のシナーとの顔合わせとなった準々決勝、序盤から主導権を握られたルードはサービス時のポイント獲得率が32パーセントに留まり6度のブレークを許すと、自身は1度もブレークポイントを握れず、わずか1ゲームしか獲得できずに1時間4分で完敗となった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルードのコメントを掲載している。
「正直言って、そんなに悪い気分じゃないよ」
「0-6, 1-6で負けたとはいえ、何よりも楽しかった。彼を見て、これはもう異次元の試合だと思ったよ。言葉は悪いけど、他に何を言えばいいのか分からない。見ているだけで楽しかった」
「もちろん、もっと接戦だったらよかった。観客やファンに、もっと長く、接戦の試合を見せたかった。僕はプレーする準備はできていたと思うけど、彼の準備はそれ以上だった。僕の得意なショットを、彼はさらに良いショットで打ち返してきた。僕はそれ以上のショットで反撃することができなかった。それがこの試合のストーリーだった」
「少なくとも、自分が対戦した選手でこれほど完璧に近いプレーを目にしたことはなかった」
「試合全体を通して、彼のラケットから放たれたショットはどれも時速100マイル以上の速さに感じた」
なお、勝利したシナーは、準決勝で第11シードの
T・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは準々決勝で第30シードの
H・フルカチュ(ポーランド)をストレートで下しての勝ち上がり。
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