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男子テニスツアーのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、賞金総額144万5000ユーロ、ハード)は9日、シングルス1回戦6試合が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)はS・スタコフスキ(ウクライナ)に対し6-2, 4-1とリードした場面でスタコフスキが足を負傷し棄権、順当に2回戦に駒を進めた。
世界ランク2位として初めての大会に臨むジョコビッチは「1回戦はどの大会でもトリッキーだよ。サーフェスに慣れなきゃいけないし、会場の雰囲気にも慣れなきゃならない。スタートから本当に良く対応できたと思う。コートではとても快適だったし、とても優勢だった。」と初戦を振り返った。
全豪オープン準々決勝でJW・ツォンガ(フランス)に敗れて以来となる試合に勝利したジョコビッチは、2回戦でM・キウディネッリ(スイス)を迎え撃つ。キウディネッリは、2008年の今大会チャンピオンであるM・ロドラ(フランス)を6-1, 6-7 (5-7), 7-6 (8-6)とフルセットの接戦で退け、2回戦進出を決めている。
2007年の今大会覇者である第6シードのM・ヨージニ(ロシア)は、A・ゴルベフ(カザフスタン)を1-6, 7-6 (7-0), 7-6 (7-5)の逆転で破り、辛くも初戦突破を果たしている。第1セットをゴルベフが先制した試合は、第2セット以降はお互いにブレークチャンスに恵まれない展開が続き、結局2セット連続でタイブレークを制したヨージニが2時間18分で勝利を収めた。
このほかの試合では、J・ベネトー(フランス)が第7シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を6-3, 6-3で破る番狂わせが起きているほか、M・イルハン(トルコ)がG・ガルシア=ロペス(スペイン)を6-1, 6-4で、T・デ=バッカー(オランダ)がJ・ハジェク(チェコ共和国)を7-6 (7-5), 6-3で下し、それぞれ2回戦に進出している。
今大会の優勝賞金は27万7000ユーロ。
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