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女子テニスツアーのポルシェ・テニス・グランプリ(シュトゥットガルト/ドイツ、賞金総額65万ドル、ハード)は2日、シングルス2回戦残りの4試合が行われ、第2シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が、A・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-2, 6-0と、わずか63分で一蹴しベスト8入りを決めた。
今大会、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が2回戦で敗退したことにより、週明けランキングで世界ランク1位の座へ返り咲きが決まったヤンコビッチは、グランドスラム・タイトルこそ保持していないものの、今季はコンスタントに好成績を収めており、19大会目の出場で18回目の8強入りを果たした。準々決勝では第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と顔を合わせる。ズヴォナレーワはM・バルトリ(フランス)を6-2, 6-0と、こちらも59分の快勝で退けての勝ち上がり。
第3シードのD・サフィーナ(ロシア)は、予選から勝ち上がったT・ピロンコバ(ブルガリア)を6-1, 7-6 (8-6)と、第2セットこそ執拗な粘りに合うがタイブレークの末に下し、ベスト8へ名を連ねた。元世界ランク1位のM・サフィン(ロシア)を兄に持つサフィーナは、サフィンに続かんとばかりに、ここ9大会中7大会で決勝へ進出し、その間なんと41勝5敗と他を圧倒している。ベスト4入りをかけて、第6シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)との準々決勝へ臨む。
グランドスラムで7度の優勝を誇るヴィーナスは、予選勝者のK・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-4, 6-2と、こちらも順当に勝利を収め、ベスト8入りを果たした。28歳のヴィーナスは、キャリア38個目のタイトル獲得を狙う。
残る2回戦では、N・ペトロワ(ロシア)がP・シュニーダー(スイス)を6-4, 6-1とストレートで退けた。ペトロワは、2回戦で第1シードのS・ウィリアムズを下す大金星を上げた、N・リー(中国)と準々決勝を行う。
今大会の優勝賞金は10万ドル。
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