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(アラブ首長国連邦、ドバイ)
ドバイ・デューティフリー男子オープン(賞金総額150万ドル、ハード)は土曜日に当地で決勝戦を行い、世界ランキング1位のR・フェデラー(スイス)がM・ヨージニ(ロシア)を6-4, 6-3のストレートで下し、見事タイトルを獲得した。
これでフェデラーは今季2勝目、またツアー通算47勝目を記録。今大会では2003~2005年に3連勝しており、今回の優勝はそれに続く4勝目。
記者会見でフェデラーは、「大会が終わって精神的にも肉体的にもほっとしている。これで次のトーナメントが始まるまでの約6日間はプレッシャーから解放される。優勝することでこれまでにやってきたことが報われ、自分の決断が正しかったような気分だね。」と笑顔で語った。
フェデラーは、世界ランキング1位の座にATPツアー最高の161週間連続して君臨し、歴代記録を更新中。また現在ツアー41連勝中で、G・ビラス(アルゼンチン)が1977年に達成した過去最高連勝記録まであと5勝に迫った。現在はオープン化以降の歴史の中で4番目に長い連勝記録をもつB・ボルグ(スウェーデン)と同位であり、あと1勝すればJ・マッケンロー(アメリカ)の記録に追いつく。
この日はボルグも観戦に来ており、「偉大なチャンピオンたちに肩を並べることができてうれしい。」とフェデラーの喜びもひとしおだったようだ。
フェデラーは全豪を全試合ストレート勝ちを収めて優勝した後に休養を取っており、今大会が復帰第1戦。そのためか苦戦が相次ぎ、1回戦のK・プレス(デンマーク)戦、準々決勝のN・ジョコビッチ(セルビア)戦ではいずれもフルセットの闘いを強いられた。
しかし金曜日の準決勝で第5シードのT・ハース(ドイツ)をストレート下すと、決勝でもその勢いを持続、4本のエースと4度のブレークを重ねてヨージニに畳み掛けた。
先週のロッテルダムの大会でツアー3勝目を挙げていたヨージニは、準々決勝で昨年覇者の第2シードR・ナダル(スペイン)相手に番狂わせを演じていた。
その後準決勝でノーシードから勝ちあがったR・ソデルリング(スウェーデン)を下して決勝進出を決めたが、決勝ではそれまで0勝8敗だったフェデラーの前にまたしても屈した。
ヨージニは、「ロジャー(フェデラー)のプレーに近づきたいと思うなら、僕のあらゆるショット、特にサーブを改良しないとね。昨年と比べるとサーブはよくなっているけど、ロジャーを倒すにはまだ十分ではないからね。」と課題を残す結果となった。
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