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(イタリア、ローマ)
テレコム・イタリア・マスターズ(賞金総額265万ドル、クレー)は金曜日の準々決勝に第1シードのR・フェデラー(スイス)が登場、予選あがりの20歳N・アルマグロ(スペイン)を苦しみながらも6-3, 6-7 (2-7), 7-5のフルセットで下し、準決勝進出を決めた。
序盤、フェデラーは好調な滑り出しを見せ第1セットを簡単に先取するが、第2セットでアルマグロの猛反撃にあう。結局第2セットはタイブレークまでもつれ込み、これをアルマグロが7-2で奪取しセットオールとすると試合の行方は全く分からなくなった。勝負のかかる最終セット、緊迫した展開の中、互いにサービスゲームをキープしていくが、経験に勝るフェデラーが最後の最後で猛チャージをみせ第12ゲームでアルマグロのサービスをブレークし大熱戦に終止符を打った。
試合後フェデラーは、「彼(アルマグロ)は全仏オープンで台風の目になるね。ものすごく良いプレーをするし倒すのは容易じゃないよ。僕の試合は通常それほど時間がかからないんだけど、今日は長くなるだろうと思っていた。とにかく勝てたから良しとしないとね。」と語り、アルマグロを称えていた。
フェデラーは準決勝で第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と対戦する。両者の対戦は今年初で、ナルバンディアンはこの日M・アンチッチ(クロアチア)を6-3, 6-3で下してのベスト4入り。勝利インタビューでナルバンディアンは、「正直言うと身体的にはかなり疲れているんだ。ただプレーのほうはものすごく調子が良くて、自分で言うのもなんだけど完璧に近い状態だと思う。」と語っていた。
両者は昨年11月上海でのツアー最終戦で対戦しており、そのときはナルバンディアンが勝っている。ナルバンディアンは昨年の今大会でも決勝に進んでおり、これで今大会での戦績を12勝4敗に伸ばした。
またフェデラーの好敵手である19歳左利きのR・ナダル(スペイン)は、得意のクレーで強さを見せつけ、この日は第10シードのF・ゴンサレス(チリ)を6-4, 6-3のストレートで下し、ベスト4進出を決めた。これでナダルはクレーコートでの連勝を51に伸ばした。この連勝には、ナダルが準決勝でフェデラーを下し優勝した昨年の全仏オープンも含まれている。もしナダルが今年優勝すれば、G・ビラス(アルゼンチン)が1977年にうち立てたクレーコート53連勝の記録に追いつくことになる。
そして準々決勝の最終試合では、10代のG・モンフィス(フランス)が第5シードのA・ロディック(アメリカ)を6-2, 6-3で下す番狂わせを演じてみせた。モンフィスはマスターズ・シリーズで初の準決勝進出で、準決勝ではクレー王者ナダルと対戦。両者は昨年のモンテカルロの大会で激突しているが、そのときはナダルがストレートで勝利している。
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