サービス編 | ||||
Vol.14 トッププロの最新技術 ここを盗め! サービス編 上巻 |
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「今のトッププロって、こんな打ち方しているけど、これってありなの?」、あるいは「こんなフォーム、コーチに習ったのとは違うけど大丈夫?」と感じた経験のある人は、かなり多いのではないでしょうか。今回の技術特集では、そうした疑問にひとつひとつ丁寧にお答えしながら、彼らの最新技術の盗み方を伝授します。 | ||||
総論 21世紀の新常識に挑戦しよう サーブはよりシンプルになってきた ここまでのフォアハンド編、ストローク編は、グラウンド・ストロークの新技術・新常識について解説してきたが、最終回の今回のおもなテーマとなるサーブでは、ストロークとは異なる傾向がある。つまり、ストロークでは、より強く打つための技術が進歩してきたのに対して、サーブではスピードアップに関わる変化はあまり見られないのだ。たとえばフォアハンドでは、より動作が大きく、より豪快な動きにという傾向だが、サーブではむしろ逆で、よりシンプルな動作になっている傾向がある。 なぜなら、サーブはかなり前から技術的にはほぼ完成されており、これ以上スピードアップする余地があまり残されていないからだ。となると、その他の部分での進化が目立ってくるもので、今回紹介する内容も、それらが中心となる。 ただ、アマチュアの場合は、プロと違ってサーブが技術的に完成されている人のほうが少ないので、もちろんスピードアップの余地はまだまだあるはずだ。だから、自分のスウィングをより洗練させることを目指すべきで、そのためには今回の内容も部分的にかなり役立つはずだ。 また、ボレーに関しても、サーブと同様に技術的にはすでに完成されていて、大きな変化はない。その中でもドライブボレーなど、より攻撃テニスになっていることを示している。(下巻にて紹介予定) |
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サーブ 手首を緩めないスウィング |
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テイクバック時も手首を緩めない 結論から言えば、速いサーブを打つためには、手首の力は完全に抜かないほうが良い。もし、手首を完全に脱力していれば、下のイラストのようにインパクトで手首が伸びるはずだが、これでは「内旋」や「回内」といった重要な腕の動き(過去のサーブ特集参照)を生かすことができず、スウィング・スピードを速めることはできないし、スピンサーブも打ちにくくなるからだ。もちろん、手首をガチガチに固めてしまうのも良くないが、少なくても手首のコックは保つように意識したい(下左写真)。また、腕力が弱くてコックがなかなか保てないという人は、テイクバック時から手首の形を意識して保っておくと良い。 |
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