サービス編 | ||||
Vol.6 怒涛の連続写真~サーブ編 下巻 |
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テイクバックのバリエーション |
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コースの打ち分けのイメージ まったく同じ球種でワイドに打ち分ける必要はない サーブのコースを左右に打ち分けるとき、初めから打つ方向を向いていたり、スウィングが明らかに違っていたりすれば、相手に簡単にコースを読まれて、効果が半減してしまう。そのため、できるだけ同じ構えから、途中までは同じスウィングで、左右に打ち分けられるようにしたいところだ。そう考えると、まったく同じ球種でワイドに打ち分けるのは、なかなかむずかしくなる。フラットで両サイドのコーナーにビシッと打ち分けられれば理想だが、プロでもなかなかそううまくはいかないし、アマチュアではそうしなくても十分に通用するはずだ。 そのため、ここでは最低限できなくてはいけない打ち分けを以下に列記する(以下はすべて右利きの場合)。 1:スピン(気味)でバック(右方向)狙い スピン系が主体の人なら絶対に必要。スライス系の人でも少しスピン気味にして打つ 2:フラット(気味)でバック(右方向)狙い 完全なフラットでなくても良いが、速いサーブでバック側のコーナーを狙えるように 3:スライス(気味)でフォア(左方向)狙い スライス系の人なら外に切れていくサーブは必須。スピン系の人でもスライス気味の回転にして狙う またそれ以外に、わざとレシーバーの身体を狙うサーブを身につけるとバリエーションが広がる。スライスが得意な人なら、カーブさせてバック側から相手の身体にくいこませるサーブ、スピンサーブが得意な人なら、相手の身体(顔)に向かってキックするようなサーブを打てるようになりたい。 さらに、技術的には少しむずかしくなるが、フラットでフォア側のコーナーに打てると、大きな武器になる。とくにアドサイドからセンターにドンと打てると、狙ってエースが取れるようになる。 |
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ファーストとセカンドの打ち分け 基本的にはセカンドを基準に考える 今回の最後は、ファーストサーブとセカンドサーブの打ち分けについて考えてみよう。この問題はプレイスタイルや相手のリターン力などによって左右されるので、さまざまな考え方があるが、基本的にはファーストを基準にするのではなく、セカンドを基準に考えるようにしたい。たとえば、セカンドが弱くて相手に攻撃されてしまう場合は、ファーストでなるべく確率の高い打ち方をしたほうが良いし、逆にセカンドがしっかりしていれば、ファーストでは思いきって攻撃的に打てる。ただし、ファーストとセカンドの違いは、なるべく少ないほうが望ましい。同じような球質で、回転の量や当たりの強さを少し変えるだけで打ち分けられるほうが、フォームが安定するし、迷いが生まれにくくミスも減らしやすいからだ。ファーストが完全なフラットで、セカンドが大きく弾むスピンというのが理想のようにも思えるが、それでどちらも安定させるのは、プロレベルの話だ。 また、セカンドで相手のバックに打てるという技術は絶対に必要なので、プレッシャーがかかった場面でも、バックを狙えることを目標にしていきたい。 そして、もうひとつ忘れてはならないのは、セカンドではとにかくスピンを多くかければ良いというわけではないこと。スピンサーブで回転を多くすると、その分ミスの許容幅は広がるが、逆に深さや高さのコントロールがしにくくなり、ブレも出やすくなるので(むしろスライスのほうが高さや深さは安定させやすい)コントロールを損なわない程度の回転量を自分なりに見つけるようにしたい。 |
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