サービス編 | ||||
Vol.2 サーブにおける内部意識 中巻 |
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ラケットダウンに関する内部意識 「ラケットヘッドを下に落とす」意識は必要ない スウィング初期の段階でラケットヘッドを背中側に落とすというのは、非常に重要な基本だと言われるが、内部意識としてそれを強く意識する必要はない。なぜなら、それは目的ではなく、あくまで過程でしかないからだ。目的はもっと別にあるし(良いスウィングをするということ)、その目的を実現すれば、自動的にラケットダウンもできていることになる。また、ラケットダウンするところまでがテイクバックだと思っている人がいるが、それは明らかな間違い(よくある誤解)である。ラケットが下がり始めたら、スウィングはもう始まっているのであり、肘から振り出すようなスウィングさえできていれば、ラケットの重みによってラケットヘッドは自然に下がってくるはずだ。 |
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リストワークの内部意識 「回内」の感覚を身につけよう ここでは回内の動きに的をしぼって解説していく。回内 とは、日常的な動作で例えれば、うちわで自分の顔を扇ぐときに使う動きだ。だから、コツさえつかんでしまえば、誰にでもできる動作と言える。実際にサーブの練習をするときも、「うちわの動き」をイメージすれば良く、慣れてくればごく自然にできるようになるはずだ。 ただし、すでに間違ったイメージを持ってしまっている場合は、まずそれを修整しなければならない。とくに左下のイラストのように「インパクトで手首を伸ばす」意識を持っていると、回内を身につけることがむずかしくなるのだ。これも、うちわを扇ぐときに手首を伸ばさないのと同じことだ。 また、肘が伸びきってしまうと、手首も伸びやすくなるので、肘にも多少の余裕を持たせるようにしたい。 |
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