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サービス編

Vol.11 最新型サーブ・テイクバック大研究 下巻

タイプ② 肘から上げていく引き方…標準型

タイプ2のバリエーション

タイプ2にも、タイプ1と同様にさまざまなバリエーションがある。それらを大きく分けると、初めは右腕を脱力してラケットヘッドをだらりと下にたらすタイプ(クエルテンやイバニセビッチ)と、あまり腕を脱力せずラケットヘッドも下にたらさないタイプ(ヘンマンやビセンテ)の2つに分かれる。

これは、インパクトでの手首の角度にも関わっており、前者(脱力型)の場合はインパクトで手首が伸び気味で、後者(脱力しない)は比較的手首に角度をつけるという傾向がある。また、前者は女子に多く、後者は男子に多いという傾向もあり、なかなか興味深い。

とくに男子では、腕を伸ばさない(最初から手首や肘を曲げている)後者のタイプが増加傾向にあり、その中にはビセンテのようにタイプ1に近い選手もいる。構えた時点で手首や肘の角度を決めておくことは、その形を関節に記憶させるという効果もあるので、スピンサーブを打ちたい人や、肘の角度を意識したい(矯正したい)人などには適していると言えるかもしれない。また、タイプ2からタイプ1に変更したい場合も、このあたりから入っていけば良いだろう。

あとは、どのように肘を曲げていくかとか、全体のリズムといった部分は、個性が表われるところなので、自分なりにやりやすいように工夫していこう。ただ、下段のカプリアティの例のように、肘の位置が低くなってしまうと、スピードの面でマイナス要素となるので、その点には十分注意してほしい。
F.ビセンテのタイプ①に近いテイクバック
初めから手首の角度をキープし、肘も少し曲げた状態からスタートしているため、ラケットヘッドがあまり下に落ちず、タイプ1のモーヤ(上巻参照)などに近い形になっている。また、インパクト(⑫)でも手首の角度が維持されており、スピンサーブが打ちやすい形ができている。このようなテイクバックは、男子では近年増加傾向にある。
G.イバニセビッチのクイック型のテイクバック
イバニセビッチは、「クイックサーブ」と呼ばれるほど、速いリズムでサーブを打つ選手だ。そのため、トスを上げながらほぼ同時に左手(利き手)も引き上げており、⑧の時点でテイクバックが完了し、すぐにスウィングに入っている。肘の引きも大きく、速いリズムの中で、ムダなくポイントを押さえたテイクバックができている点が見事だ。
J.カプリアティの肘が下がってしまうテイクバック
カプリアティの場合、テイクバックの動きや流れ自体には問題ないが、⑨~⑩で右肘の位置がかなり低くなってしまっている(脇が閉まっている)点は気になる。肘が下がると効率の良いスウィングができず、スピードに影響が出てしまうからだ。とくに女性には、このような問題が見られるケースが多いので、ぜひ注意してほしい。

「タイプ③ 右手と左手が一緒に動く引き方…ラジオ体操型」 >>

(テニスジャーナル 2004年2月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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