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Vol.13 ミスを減らすための練習法 サーブ編

「いくら練習しても試合でのミスが減らないのはなんでだろう?」。そんな悩みを持つあなた、もしかしたら練習のやり方が良くないのかもしれません。では、どんな練習をすれば、ミスを減らすことができるのか、サーブについて考えていきましょう。

大前提 5mの平均台の意識を徹底しよう

試合でミスが多い人には、何が足りないのだろうか?これは、一朝一夕で答えを出せるような簡単な問題ではないが、少なくとも練習の心がけや方法を少し変えるだけで、大幅にミスを減らすことができる。そうした視点から「ミスを減らす」ための練習法について考えているのが、今回のシリーズだ。

プレッシャーの中で何ができるのか

ストローク編に続いて、今回はサーブ編となるが、前提となる考え方は、ストローク編での解説とまったく同じ。ここでは、その要点を整理しておこう。

練習と試合でのいちばん大きな違いは「ミスの重さ」にある。ストローク編と同じく平均台に例えれば、高さ50cmの平均台から落ちても痛みはほとんどない。これが練習の状況だ。だが、高さが5mになったら、落ちたらしゃれにならない(2mでも十分恐い)。これが試合でプレッシャーがかかった状況だ。そう考えたとき、あなたは5mの平均台の上で何ができるだろうか?普通、50cmの平均台の上で走れても、5mでは走れないだろう。だが、中には5mでも走れる人がいる。それが本当の上級者であり、見た目にはそれほど変わらなくても、技術的には大きな差があるわけだ。

だから、5mの平均台でも走れる(確実に打てる)ようになるための練習が必要なのだ。

高さ50cmの平均台なら走れるが、高さ5mになったら歩くのが精一杯という人と、5mの上でも走れるという人では、走る姿にあまり違いがなくても、技術的には大きな差がある。それはテニスでも同じで、練習ではプロのようにカッコ良く打てるのに、試合になるとまったく打てなくなってしまう人と、試合でもしっかり打てる人では、見た目に違いが少なくても、「習熟度」や「精度」の差が大きい。その差を埋めるためには、練習のときから5mの平均台の上で打つような意識を持つことが大切だ。

良いサーブでなくても入ったほうが良い

サーブに関して言えば、良いサーブでなくても、入らないよりは入ったほうが良いという前提がある。たとえば、ファーストサーブとセカンドサーブでまったく違う打ち方をするとか(イラスト下)、つなぎのためのスマッシュを練習するとか、プロならやらないが、アマチュアには必要な技術というものがある。そういう現実認識や割り切りのある人が、試合でのミスを少なくすることができるのだ。

アマチュアの場合、プロのようにセカンドサーブでもファーストと同様に強く振り切るというのは、かなりむずかしいことだ。それが理想であることは間違いないが、とりあえずセカンドはかならず入れなければならず、それは技術的な理想よりも優先されるはずだ。したがって、まずは理想とは違っても、確実に入るセカンドサーブを身につけなければいけないし、ファーストとは別に、その練習をしっかり積んでおかなければいけないのだ。

代表的なミスの原因……
1.技術的な問題
2.習熟度の問題
3.メンタルの問題
4.判断のミスや遅れ
ミスを減らすためには、ミスの原因を自分できちんと分析することも大切になる。代表的なミスの原因は上の4つに分類されるが(詳しい説明はストローク編参照)、自分のミスがそのうちのどれだったのか、考える習慣をつけたい。とくに注意が必要なのは、技術的な原因には2種類あるということだ。1の技術的な問題とは、明らかな欠点やフォーム的な問題があるということ。2の習熟度の問題とは、ある程度基本はできているが、それが定着しきっていないとか、精度的に不十分だということだ。つまり、「下手だから…」という場合にも2種類があり、それらは分けて考えないといけない。そして一般的には、ミスが多い人は習熟度が足りないというケースが多いため、フォームのことばかり気にしてもミスは減らないわけだ。したがって練習でも、精度を追求したり、プレッシャーのある中でプレイすることが大切になるのだ。
練習の四大原則……
1.5mの平均台の意識
2.目的を明確にする
3.勝負にこだわる
4.判断の正否を意識する
練習するうえでの原則も、ストローク編の説明と同じ。ようは、いかに練習の中でも試合と同じような気持ちでプレイできるかということと、ミスしたときにきちんと反省し、原因を分析できるかということにつきる。とくに今回の特集では、「5mの平均台の意識」を大切にしており、練習でも「ミスの重み」を増すような工夫を取り入れている。もちろん、それだけでは不十分で、何よりも大切なのが本人の自覚だ。まず絶対にミスしないという意識で練習し、イージーミスして「平気、平気」で済ませるのではなく、きちんと原因を分析して、次のプレイにフィードバックすることが大切だ。その過程で、練習効果を高めるためには、何のためにこの練習をするのかという「目的を明確にする」ことが大切で、「ミスしたくない」という意識を高めるには「勝負にこだわる」ことが重要。さらに、ミスの原因を正しく分析するには「判断の正否を意識する」ことが大切になるわけだ。

「サーブで多いミスとは?」 >>

(テニスジャーナル 2004年4月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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