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サービス編

Vol.14 トッププロの最新技術 ここを盗め! サービス編 上巻

下から回さないテイクバック②

デメリットは抵抗感だけ!?

前ページで説明した以外にも、下から回さないテイクバックには、さまざまなメリットがある。動作がシンプルでトスに集中しやすいし、低いトスでも打てるので打点が安定しやすい。また、肩への負担が少ない(イラスト3枚目参照)ので、障害が起こりにくいというのも大きい。

それに対してデメリットはほとんどなく、あるとすれば、慣れていないことによる「抵抗感」だけだと言っても良いだろう。もちろん、最終的には自分がやりやすいテイクバックを選ぶのがいちばんだが、シンプルにできるなら、できるだけそうしたほうが良いのは間違いない。

腕を下に回さないテイクバックをする場合、肘先行で引くということがポイントになるが、そのときのコツは、このように後ろに立っている人のアゴに肘打ちをするようなイメージを持つことだ。こうすれば肘の高さが低くなってしまうこともなく、大きく肘を引くことができる。

同じ肘打ちのイメージでも、このように上から下に打ち下ろすような肘打ちは禁物。そうすると肩に対して肘の位置が低くなってしまい、スウィングの加速も効率良くできなくなるからだ。これは、頭でわかっていても、ついやってしまうことなので、他の人にチェックしてもらったりしながら、しっかりと修正してほしい。

腕を後方に大きく回すテイクバックでは、ひとつ注意すべき点がある。それは、腕を背中側まで開いた状態で大きく回す動きは、肩に負担がかかるという点だ。つまり、この動きを何度もくり返すと肩を痛める危険がある。そのため、肩を故障したことがある選手は、それをきっかけに下に回さないタイプのシンプルなテイクバックに変えることが多い。

C.モーヤの腕を下げないテイクバック
このモーヤの引き方は、下に回さないタイプの代表的な例であり、多くの人にお勧めできる(馴染みやすい)テイクバックと言える。前々ページで説明した手首を緩めないという要素も取り入れており、6での肘のポジションも良い。ただし、回すテイクバックからこちらに変える場合、トスの高さはそれまでよりも少し低くしたほうが良い。
J.モナコの先に右手を上げておいたテイクバック
これは右腕を先に上げておいてからトスアップを始めるという例で、右手と左手を同時に動かすのが苦手な人やトスが安定しない人、肩を痛めている人などには、とくにお勧めできるやり方だ(ただしトスはできるだけ低めに)。また、このタイプの場合、トスを上げたときに右肘が下がってしまいやすいので、その点には十分注意しよう。
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(テニスジャーナル 2005年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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