HOME → レッスンTOP → スペシャルコラムTOP → テニスの身体 上巻 |
|
SPECIAL COLUMNS |
||
Vol.12 テニスの身体 上巻 |
||
カプリアティの特徴は、躍動感、あるいはダイナミックなプレイができることだ。持ち前のバネを生かして、ゴムマリのように飛び跳ねながらボールを追い、フルスウィングをする。得意なショットは回り込んでのフォアの逆クロス。その姿は、ある意味、ステフィ・グラフと重なる。とくにデビューして間もない、10 代の頃のカプリアティのテニスは、グラフと同じように躍動感に満ちていた。 今は当時より身体が丸みを帯び、より女性らしい体つきとなり、けっして身軽なタイプといえない。だが基本的に、筋肉質な部分はかつてと変わっていない。依然としてカプリアティはダイナミックだし、全身をバネのように使ってプレイする。 そのダイナミックなプレイを可能にしているのが、体幹部の強さ。胴まわりの筋力が豊富で、体軸を支えている。高い打点でも低い打点でも、あるいは差し込まれても、遠いボールでも、彼女が姿勢を崩さずバランスを保つことができるのは、その体幹部の強さのおかげ。体幹部がしっかりしているので、とっさのショットや追い込まれてからのカウンターショットも苦にしない。以前よりも臀部と大腿部が強くなり、スタミナやフットワークも向上している。 10代の頃よりも女性らしい体つきになったとはいえ、よりプレイスタイルの幅が広がったカプリアティ。そのオールウラウンド性は、彼女の身体の強さに支えられている部分が大きい。 |
||
|
||
|
||
|
||
スペシャルコラム 一覧
Vol.29実戦想定球出しメニュー 下巻 Vol.28実戦想定球出しメニュー 上巻 Vol.27パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 下巻 Vol.26パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 上巻 Vol.25誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 下巻 Vol.24誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 上巻 Vol.23上級者の甘い罠に気をつけろ! Vol.22トスは前に上げすぎてはいけない! Vol.21次の対戦相手の試合の見方 Vol.20試合でも使えるミス矯正法 Vol.197つのステップアップ・サービスメニュー Vol.18あなたのボレーはシングルス向き?ダブルス向き? Vol.17最先端テクニックの落とし穴 Vol.16急造ペアの即席コンビネーション Vol.15流れや展開を読む 下巻 Vol.14流れや展開を読む 上巻 Vol.13テニスの身体 下巻 Vol.12テニスの身体 上巻 Vol.11ボレーの極意と心構え 下巻 Vol.10ボレーの極意と心構え 上巻 Vol. 9 スライスで翻弄せよ Vol. 8 逆をつくサービス・コンビネーション Vol. 7 メンタルステージの高め方 下巻 Vol. 6 メンタルステージの高め方 上巻 Vol. 5 安定感を高めるアドバイス集 Vol. 4 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 後編 Vol. 3 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 前編 Vol. 2 シングルスプレイヤーのためのダブルス戦略 Vol. 1 こんなとき、パートナーになんて言う? |
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.