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Vol. 29 実戦想定球出しメニュー 下巻



両手打ちバックハンドの利点を生かした練習メニュー
70%の力で高い打点から逆クロスのオープンコートに

マラット・サフィン
次はサフィンの両手打ちの練習メニューについて。ライジングショットをネット前で生かすというパターン練習だ。サフィンはもともと極端な回り込みが少ない選手。両手打ちに自信があるからだが、ただそれを生かすためにフォアを工夫している。フォアでできるだけダウン・ザ・ライン深くにスピンボールを放ち、相手を追い込んでからネット前へつめる。そしてその返球がバックの高いところに弾んでも、それを両手打ちでオープンコートに叩き込むというのがこのメニューの状況設定だ。「70%の力で高い打点から振り抜く」のがコツ。


バック→フォアの球出し。フォアはスピンを多めに深く

バック→フォアの球出し。フォアはスピンを多めに深く

1.コーチが選手のややバック寄りに球出し
2.選手は両手打ちでクロスに返球
3.選手のフォア側に球出し
4.フォアでスピンを多めにかけて、深くを狙う

甘く帰ってきたボールを両手打ちでアプローチ

5.センターからバック寄りに浅めに球出し
6.70%の力でライジング気味に高い打点から逆クロスに強打
*高い打点での強打がむずかしいので、片手打ちバックでは成立しにくいメニュー


サフィンのライジングで打った両手打ちバックの強打
高い打点でも早いタイミングで左右に打ち分けることができるのが、両手打ちの利点。その利点を生かしたショットをサフィンはアプローチとして利用することが多い。ただしフルスウィングではなく、70%ぐらいの力加減だ
サフィンのライジングで打った両手打ちバックの強打

「menu04 角度をつけるためネットへのつめを重視したボレーの練習メニュー」>>

(テニスジャーナル 2005年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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