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前週Vの元世界6位、接戦制し2回戦へ

マッテオ・ベレッティーニ
ベレッティーニ(6月ボスOP)
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのジェネラリ・オープン(オーストリア/キッツビュール、レッドクレー、ATP250)は23日、シングルス1回戦が行われ、前週大会で優勝した世界ランク50位のM・ベレッティーニ(イタリア)が同62位のP・コトフを7-6 (8-6), 7-6 (7-5)のストレートで破り、2018年以来6年ぶり2度目の初戦突破を果たした。

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28歳で元世界ランク6位のベレッティーニは度重なる負傷に悩まされていたが、今年3月に約7ヵ月ぶりに復帰。復帰大会となったアリゾナ・テニス・クラシック(アメリカ/フェニックス、ハード、ATPチャレンジャー)で準優勝すると4月のハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250)で優勝を飾った。

さらに前週のEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)では同大会6年ぶり2度目、ツアー大会ではキャリア9度目のタイトルを獲得した。

そのベレッティーニが同大会に出場するのは2018年以来6年ぶり2度目。初出場となった当時は8強入りしている。

25歳のコトフと顔を合わせた1回戦の第1セット、第1ゲームでいきなりブレークを許したベレッティーニだが第8ゲームでブレークバックに成功。その後のサービスゲームをキープしタイブレークにもつれ込む。両者1度ずつミニブレークを奪い7-6と2度目のセットポイントを握ったベレッティーニは相手のミスから2度目のミニブレークに成功し先行する。

続く第2セット、互いにブレークを許さずサービスゲームをキープし再びタイブレークに突入。第1セットと同様に1度ずつミニブレークを奪うと6-5とマッチポイントを握った場面、最後はベレッティーニが強烈なフォアハンドショットを決め、2時間16分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにベレッティーニのコメントを掲載し「本当に厳しい試合だった。でも、それは予想していたこと。同じクレーコートでも標高が高く、(前週の)グシュタードとはまったく違う。コンディションに慣れるのに何ゲームかかかったけど、最も重要なことはプレーすればするほど気分が良くなったこと。勝てて本当にうれしいし、次の試合も楽しみだよ」と語った。

勝利したベレッティーニは2回戦で第2シードのA・タビロ(チリ)と対戦する。今大会の上位4シードは1回戦免除のためタビロはこの試合が初戦となる。

次戦についてベレッティーニは「彼は素晴らしいシーズンを送っている。2つのタイトルを獲得し、ローマでも上位に進出した。間違いなく自信に満ちているだろうけど僕もそうだ。だから素晴らしい試合になると思う。インディアンウェルズで1度対戦したことがあるけど、全く違うコンディションだった」と述べた。

同日には第7シードのR・カルバレス バエナ(スペイン)、世界ランク77位のF・ディアズ=アコスタ(アルゼンチン)、同91位のH・ガストン(フランス)、同101位のT・ティランテ(アルゼンチン)、予選勝者で同137位のD・ガラン(コロンビア)、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する同289位のL・ノイマイアー(オーストリア)が2回戦に駒を進めた。


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