男子テニスのスルプスカ・オープン(ボスニア・ヘルツェゴビナ/バニャ・ルカ、クレー、ATP250)は23日、シングルス決勝が行われ、世界ランク70位の
D・ラヨビッチ(セルビア)が第2シードの
A・ルブレフを6-4, 4-6, 6-4のフルセットで破り、2019年7月のクロアチア・ウマグ・オープン(クロアチア/ウマグ、レッドクレー、ATP250)以来キャリア通算2度目のタイトルを獲得した。
>>ラヨビッチ優勝、スルプスカOP組合せ・結果<<>>西岡、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<ラヨビッチとルブレフは2度目の顔合わせで、ラヨビッチの1勝。前回の対戦は2019年7月のクロアチア・ウマグ・オープン2回戦でラヨビッチが6-4, 6-3のストレートで勝利している。
この日の第1セット、ラヨビッチは第3ゲームから3ゲーム連取に成功。そのままリードを守り、39分で先行する。続く第2セット、序盤で3ゲーム連取を許したラヨビッチだったが、第4ゲームから3ゲーム連取に成功。しかし、第9ゲームから再び2ゲームを連取され、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ラヨビッチは第3・第5ゲームでブレークに成功したものの、第8ゲームでブレークバックを許す。それでもサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームで3度目のマッチポイントをものにし、2時間32分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでラヨビッチのコメントを紹介している。
「正直なところ、この半年間で最もタフな試合だっただろうね。疲れが溜まっている感じだった。第3セットの5-1から足の感覚がなくなり、少しめまいがした。彼(ルブレフ)が戦ってくることは分かっていたが、どうにか最後のゲームで引き離すことができた」
「最後のゲームでは、何も考えていなかった。ただいつも通りプレーして、フォアハンドで早めにポイントを取ろうとした。今週、ツアーのタイトルを獲得できたことはとてもうれしいね」
「最後に決勝に出たのは4年前だけど、それ以来たくさんの浮き沈みを経験してきた。今週は僕にとって最も予想外の出来事だったかもしれない。昨年はベストの状態ではなかったけど、僕は自分自身を信じていた。この勝利はとても意味のあるものだと思うね」
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