男子プロテニス協会のATP公式サイトは11日、13日に開幕する男子テニスのツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場する世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)のコメントを紹介。自身初めての出場となるトリノでの同大会や、モチベーションについて語っている。
>>ATPファイナルズ 組合せ・結果<<>>【BJK杯】日本vsウクライナ 対戦表・結果<<Nitto ATPファイナルズは年間の獲得ポイント上位8名のみが出場できる大会。昨年は第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第2シードの
D・メドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破り、2018年以来3年ぶり2度目の優勝を飾った。
今年は世界ランク1位の
C・アルカラス(スペイン)が左わき腹の負傷により欠場することを前週に発表し、代わりに
T・フリッツ(アメリカ)が繰り上がりで出場となった。出場選手の中で優勝経験があるのは、過去5度優勝のジョコビッチ、過去1度優勝の
S・チチパス(ギリシャ)とメドベージェフの計3名。11度目の出場のナダルは、2010年と2013年の準優勝が最高成績となっており、昨年から会場を移したトリノでは初出場となる。
「トリノは僕にとって初めての場所なんだ。最終的には、異なる場所を知り、異なる経験、異なるタイプのファンを経験できることは素晴らしいことだよ。ロンドン(O2アリーナ)は忘れられない、素晴らしい場所だった。今度はトリノ。イタリアの観客は超熱狂的だ。だから、ここトリノでファイナルズを楽しむことにとても興奮しているんだ。ポジティブな気持ちになれるといいね」
36歳のナダルは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリレッドクレー、グランドスラム)を制覇。シーズン前半は驚異的な成績をおさめてきたものの、腹部の負傷などで室内ハードコートでのツアー期間は大会出場回数を大きく減らすこととなった。
「僕はまず第一に、ツアーで日々を過ごすことが好きなんだ。そしてもちろん、ここ数カ月はツアーで多くの時間を過ごすことができなかった。今年最後の大会に参加できて、他のトップ7と一緒にプレーできることをうれしく思っている。練習が必要だし、改善も必要だけど、僕はハッピーだよ。ベストを尽くして自分の目標を達成するためにここにいるんだ」
「もちろん、チャレンジになることは間違いない。自分にチャンスを与えられるように準備したいと思う。正しい姿勢でできる限り良い練習をし、日曜日からの戦いに備えるよ」
Nitto ATPファイナルズはナダルが獲得していない最大のタイトルの1つ。しかし、更なるモチベーションは必要ないと語った。
「僕はどのイベントでもベストを尽くしている。それは本当だ。過去に優勝していようがいまいが関係ない。大会に出場するときは勝ちたいし、その目標を達成するためにベストを尽くすつもりだ。最終戦で僕は、過去届かなかった。自分の実力が足りなかったんだ。だから、それを受け入れて36歳という年齢でもう1度チャンスを与えられたことをうれしく思っているよ。僕にとって、数年前には想像もできなかったことだ」
今大会は4名ずつに分かれて行われる予選ラウンドロビン(総当たり戦)で上位2名ずつが準決勝に進出。勝ち上がった4名によるトーナメント戦でタイトルが争われる。10日に発表された予選ラウンドロビンの組み合わせは以下の通り。
【グリーングループ】
R・ナダル
C・ルード(ノルウェー)F・オジェ アリアシム(カナダ)T・フリッツ
【レッドグループ】
S・チチパス
D・メドベージェフ
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